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新車を買うのは6070代

#マル秘社会面 l 2023-12-27

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank
今日のオープニングでは赤ちゃんを乗せるベビーカーよりも、ペットを乗せるペットカートの売上が増えているという話をしましたが、そういう逆転現象、自動車にも起こっているようです。60代、70代の方が、30代、40代よりも車を買い替えているという話です。
車に関する情報を発信しているカーイズユー(carisyou)研究所がこの10年間の年齢別の新車登録台数を調べたところ、今年1月から11月までの60-70代の新車登録台数は22万495台で、30代の19万5182台を上回っていました。30代の今年の月平均新車登録台数は1万7743台なので、12月分としてこれを加えても、60-70代の記録には及びません。30代よりも60-70代の新車登録台数が多いのはこの10年間では今年が初めての事です。2014年には30代の新車登録台数は29万2318台で、60-70代の13万3728台の2倍以上ありました。それがだんだんとその差が縮まり、ついに今年逆転したものです。この10年間、新車登録台数は全体的に減少する傾向がありましたが、60代70代だけは持続的に増加してきました。このままいけば数年後には40代の記録も追い越しそうです。40代の今年1月から11月の新車登録台数は23万9823台で、60代70代との差はわずか1万5000台でした。
ではなぜこのような現象が起きているのでしょうか。専門家は人口の減少と、就職難などにより若者層の自家用車の購入が遅くなっている反面、高齢者は引退後にも小資本での創業などのために車を購入するケースが増えているからだと分析しています。特にこの10年間で増加の勢いが一番多かった世代が60代でした。60代の新車登録台数は2014年の10万1500台が去年には16万1261台と59%も増加していました。そして今年は11月までですでに18万522台を記録しています。70代は数字的には少ないものの、2014年に3万2222台だったのが去年は3万9100台に増えており、今年は11月ですでに4万3573台と去年の数字を大きく上回っています。30-40代の場合はコロナ禍で社会的な距離の維持が強化された2020年の1年間は新車の登録台数が大きく増加しましたが、それ以外の年は減少を続けています。
では自動車市場で一番旺盛な購買力を示している60代以上はどんな車を購入しているのでしょう。専門家も指摘しているように、バンやワゴン車、ミニバンなど商用車や乗用車でも営業用に使われる車種が多いことが分かります。それは70代以上でも同様でした。自家用車として新車を購入する20代、30代の数が減り、引退後のビジネスのために商業車を購入する60代が増えているというのは、まさに高齢化社会、20代、30代の経済的な厳しさを反映したもののようです。

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