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第738話 KPOPと環境運動の話~イ・ダヨンさん~

#アジュンマの井戸端会議 l 2023-12-26

玄海灘に立つ虹

ⓒ Kpop4Planet
イギリスの公共放送BBCが、世界の人たちに影響を与えた「今年の女性100人」に韓国人女性を選出しました。BBCは、世界に影響を与え人々の心を動かしている100人の女性を2013年から毎年発表しています。
選出されたのは、21歳のイ・ダヨンさんです。イさんは、「Kpop4Planet(ケーポップフォープラネット)」という、環境や気候問題を解決するためのキャンペーンを行う組織を立ち上げ、積極的に活動しています。Kpop4Planetは世界のK-POPファンが集結しアクションを起こしているプラットフォームで、SNSに韓国語と英語で環境関連のコンテンツを掲載し、活動に参加する人を集めていて、この2年あまりで150余りの国から5万8000万人余りが集まり、環境運動を行っているということです。

小学生の時からKpopのファンだったイさんは、高校生になってから、新聞で気候危機に関する記事を読み気候問題に関心を持ち始め、その後、青少年主導の気候運動団体に加入して活動していたところ、インドネシアのKpopファンで気候活動家のヌル・サリファ氏(24)に出会い、「Kpop4Planet」を立ち上げました。この頃はすでにソウル市内に「BTSの森(約400本の木が植えられている)」がつくられるなど、好きなKpopアイドルの誕生日などの記念日に合わせて木を植えるなどの活動が世界各国で広まり、地球環境の保全に関心を持つKpopファンが増えていた時期で、そうした動きが自然と、Kpop4Planetの発足につながったとイさんは話しています。Kpop4Planetによりますと、各国のKpopファンが去年までの10年間で植えた木は11万3824本で、2万8千トンの温室効果ガスを削減した効果を上げたということです。

Kpop4Planetが重きを置いている活動に、CDの消費にともなう廃棄物問題を軽減することがあります。スターのアルバムやグッズの販売を増やすための手段として、ファンミやサイン会への招待券をアルバムに入れたり、アルバムを買った人たちの中から抽選で招待券を送るなどのイベントを所属事務所などでは行っていますが、その招待券が欲しいばかりにファンは必要以上にたくさんのアルバムやグッズを買うことになり、それが結局は、処分に困る、再利用もできない廃棄物の排出につながるという見方です。イ氏は、大手エンターテインメント企業各社にこうしたことを積極的に働きかけ、その結果、JYPが業界では初めて『RE100』(企業が自らの事業の使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的な企業集団)に加盟し、ハイブなどでは、デジタルプラットフォームアルバム(CDやフォトブックなどが封入された従来のアルバムとは異なり、アプリで利用できるデジタルコンテンツとフォトカードなどで構成された、環境に優しい小型のアルバム)に切り換えています。 

これからはKpopスターを起用しているグローバル企業に対して、真のカーボンニュートラルを働きかけることに一層注力していくということです。たとえば、BTSを広告に起用し環境にやさしい電気自動車を掲げている大手自動車メーカーがアルミニウムを調達しようとしているインドネシアの企業が、アルミニウム精錬所稼働のために石炭発電所をつくろうとしているとして、本当にクリーンなエネルギーでアルミニウムをつくってほしいと訴えるなどの活動を行っています。また、BLACKPINKのメンバーを広告に起用している海外のファッションブランドに対しても、真の環境保護を実践するよう働きかけ、さらに、Kpopアイドルのコンサートで温室効果ガスの排出を減らしていけるよう継続して呼びかけるということです。「Kpopは世界を動かす影響力を持つようになったため、それに見合った責任を持って動かなければならない」というのです。

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