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「梅のタリョン」ほか

#国楽の世界へ l 2024-01-16

国楽の世界へ

「梅のタリョン」ほか
朝鮮時代中期、申欽(シン・フム)という詩人は、学者ソンビが詩を作る際によく題材にする、キリ、梅、月、ヤナギに関する内容で詩を作りました。キリは千年経っても心を保ち、梅は一生寒くても香りを売り渡すことなく、月は一千回を欠けても元の姿が変わらず、ヤナギは百回折れても新しい枝が出るとのことです。中でも特に親しまれてきた梅は、寒い冬に雪が降るとき咲いて、香りを放つため、ソンビを象徴するお花とされました。まだ旧正月前の真冬ですが、この時期になると、梅の花が咲いたというお話が聞こえてきます。陰暦の12月を臘月と言いますが、このとき咲く梅を蝋梅と言います。梅が咲き始めると、人々は春が訪れてくるのを期待します。

今度は、「ゴンドゥロン」という曲です。「ゴンドゥロン」とは、ふらふらするしぐさを指す言葉で、ふらふらと歩く様子が想像できる単語です。でも、この歌は、ソウルの各地域で特産物を売る女性の姿を歌う曲なんです。歌の歌詞を見ると、ある女性はナムルを売るために出かけ、ある女性は煙草入れを売りに出かけ、また、ある女性は頭巾を売りに出かけます。生活力のある女性らが市場に出て、色んな品物を売り買いする姿が想像できます。今日この曲を演奏するのは、ポーランドのワールドミュージックのグループ、ボロシーです。ふらふらするリズムには、少し緊張感のある弦楽器の五重奏が似合うような気がします。伴奏とリズムのバランスを吟味しながらお聞きになってみてください。

今度は、「チョンソンアリラン」という曲です。「チョンソンアリラン」は、二つの種類があります。ひとつは、江原道(カンウォンド)にあるチョンソンという地域の人々が昔から歌っていたものです。その地域の人々は、普通、「アラリ」と言います。韓国の民謡は、ゆっくり始まって速いテンポに変わることが多いですが、「アラリ」にも色んなテンポのものがあります。長い歌詞をラップのように速く歌って、後半では急にゆっくりになるという、すこし独特な歌い方もあるんです。このように組み合わせて歌う「アラリ」を、ソウルと京畿地域の歌い手が少し変えて歌うものがもう一つの「チョンソンアリラン」です。国楽の用語で、「ゴチェ」とは、昔のリズムと拍子を意味します。グループ、ゴチェは、昔の歌に新しい服を着せるのを目標にしているそうです。この歌からは、チョンソン地域の山に連なる峰を見ているかのような感じがします。

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