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第740話 息子や婿の活躍多し、されど…

2024-01-09

玄海灘に立つ虹

今日は有名人の息子や婿の活躍についてのお話です。このお話をしようと思ったのは、李鍾範(イ・ジョンボム。日本での登録名の読み方はリー・ジョンボム)さんの記事を読んだことが決め手になりました。

ⓒ YONHAP News
李鍾範といえば、絶頂期の1998年、韓国プロ野球・ヘテタイガースから日本プロ野球・中日ドラゴンズに移籍し、韓日通算2083安打を記録した大スターです。その李鍾範さんの息子と娘婿がアメリカ大リーグに移籍したことが大きな話題になりました。息子の李政厚(イ・ジョンフ)がサンフランシスコ・ジャイアンツに、娘婿の高佑錫(コ・ウソク)がサンディエゴ・パドレスにそれぞれ移籍したのです。

息子の李政厚は外野手。韓国プロ野球キウムからポスティングシステムでサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍したもので、6年総額1億1300万ドル(約164億円)で契約したと伝えられています。1998年に名古屋で生まれ、父の李鍾範さんが韓国の球界に復帰する2001年まで名古屋で育っています。2017年に韓国プロ野球・ネクセン(現在のキウム)に入団し、2021年と2022年に首位打者、2022年には最多安打、打点王にもなっていて、韓国での通算打率は3割4分を誇る好打者です。李鍾範さんが現役時代に「風の息子」と呼ばれていたことから、「風の孫」とも呼ばれています。

娘婿の高佑錫も1998年生まれで、韓国LGでプレーした投手です。2017年にプロデビューしてから救援(抑え)投手一筋で、2022年には61試合に登板し、4勝2敗42セーブ、防御率1.48の成績で、最多セーブのタイトルを獲得しています。こちらもポスティングシステムでサンディエゴ・パドレスに移籍したもので、契約金は2年総額450万ドル(約6億4000万円)などと報じられています。サンディエゴ・パドレスにはダルビッシュ有投手、日本プロ野球・楽天から移籍した松井裕樹投手、元阪神のロベルト・スアレス投手がいます。高佑錫は松井やスアレスと競争しなければなりません。ちなみにパドレスには韓国人選手の金河成(キム・ハソン)内野手もいます。

ⓒ YONHAP News
他には政界でも有名人の息子や婿が活躍しています。韓国では今年4月に総選挙が行われますが、この総選挙に、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の娘婿の郭相彦(クァク・サンオン)氏が最大野党・共に民主党から立候補します。郭相彦氏は弁護士で、韓国で政治1番地と呼ばれているソウル鐘路(チョンロ)に立候補する意思をすでに表明しています。金大中(キム・デジュン)元大統領の息子の金弘傑(キム・ホンゴル)共に民主党議員はソウル江西(カンソ)甲に立候補が決まっています。先の補欠選挙で共に民主党が圧倒的勝利を収めた地域です。文喜相(ムン・ヒサン)元国会議長の息子は先の総選挙で公認を受けられなかったのですが、今回再度挑戦するということです。あと、息子や婿ではなく、孫ですが、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の孫のキム・インギュ元大統領府行政秘書官は釜山西・東区に立候補します。学縁、地縁などはまったくありませんが、国会議員に9回当選した金泳三元大統領がそのうちの7回当選した地域です。日本にはいわゆる世襲政治家が多いほうですが、韓国でも最近2世、3世の政治家が増えています。そのほとんどがこれといった経歴もなく、親や祖父の名声に「ただ乗り」しようとしているとの批判も出ています。

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