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第470話 汝矣島漢江公園のゴミ…

#アジュンマの井戸端会議 l 2018-08-09

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

熱帯夜が続いていることで、ソウルの漢江(ハンガン)の河川敷にある公園が夜遅くまで賑わっています。川べりで涼もうという人が多いからです。


漢江にはここKBSから近い汝矣島(ヨイド)漢江公園をはじめ11の公園があります。公園によって施設は異なり、プールやレールバイク、運動場(サッカー、ゲートボール、バスケットボール、足球、フットサル、バドミントンなど)、魚釣り場、自転車道路、キャンプ場などが設置されていて、ソウル市民の憩いの場となっています。


漢江公園は一年中人が多いところですが、特に夏場はたくさんの人で賑わうこともあり、さまざまなイベントも行われています。たとえば、「橋の下映画祭」といって、漢江の橋の下に設置された大きなスクリーンを通じて、映画を無料で鑑賞できるイベントが、汝矣島公園など4か所で毎週土曜日夜8時から行われています。先月21日から始まっていて、今月18日まで行われます。盤浦(パンポ)漢江公園では14日と15日夕方6時からジャズの公演もあります。チャラ島国際ジャズフェスティバルが準備するので、レベルの高い公演になるだろうということです。18日土曜日にはヨイド漢江公園から大きな花火も上がります。


ということで、イベントの一部をご紹介しましたが、 汝矣島漢江公園はイベントが特に多く訪れる人も多い場所です。その汝矣島漢江公園で最近ネズミが多くみられるようになったということです。生ごみが増えたせいではないかということです。生ごみを食べてネズミが増え、ネズミを食べるはずのネコもネズミの代りに生ごみを食べることから、ネズミが増えているという分析です。


決められたゴミ捨て場がありますが、そこに集まるゴミが多いうえ、それ以外のところに捨てられるゴミも少なくないのでしょう。汝矣島漢江公園では今月19日まで毎週金曜日と土曜日の夕方から夜にかけて「夜市」ということで、たくさんの屋台が出ています。アクセサリーやキャンドルなどの工芸品もありますが、やはり多いのは食べ物で、食べ物の屋台は40台あまりあるといいます。ここで買った飲食物は公園内のどこででも食べられるようになっています。また、一部の公園ではデリバリーゾーンを運営していて、電話でデリバリーをたのんだ食べ物をここで受け取ることができるようになっています。


汝矣島漢江公園近くのマンションの住民らは、このデリバリーゾーンをなくしてほしいとソウル市などに要請しています。食べ物のデリバリーを減らすだけでも、生ごみをだいぶ減らすことができるという考えからです。ソウル市などでは、ネズミの増加に対応するとしながらも、殺鼠剤をまくことはできないため、対応に苦慮しています。公園やその近くには犬や猫などの家庭で飼っている動物も多くやってくるからです。


ソウル市によりますと、今年6月、汝矣島漢江公園で排出されたごみは147トン。6月に出されたごみとしては過去最多です。ソウル市では飲食物回収箱(生ゴミ箱)を50個に増やすとしていますが、「食べ残しは家に持ち帰るか、回収箱に捨てるという意識を徹底させてほしい」と、漢江公園を利用する市民に訴えています。

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