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冠婚葬祭 お礼の食事会

2019-02-04

玄海灘に立つ虹

© Getty Images Bank

お返し。日本では冠婚葬祭の際にお祝いやお悔やみでお金をいただくと、そのお返しとして物を贈ることが多いですよね。でも韓国はお返しとして一緒に食事をします。必ず食事をしなくてはいけないのでしょうか?


一番典型的なケースが結婚式とお葬式ですよね。どちらも来て頂いたお客様に後で必ず食事をご馳走します。だいたいは一人ひとりではなく、親戚なら親戚、会社の同僚なら同僚、友人なら友人と言う具合に、改めて日を決めて集まってもらい食事をご馳走します。

正直、なかなか日程が合わなかったりして大変ですが、そこを何とか合わせて行います。彩さんはそうでもありませんでしたが、ご主人はお礼の食事会を何度もしていたということです。

じゃあ、日本のように品物でお返しをすることはないのかというと、最近は子供の1歳の誕生日トルを外でレストランやホテルなどで行うことが多くなりましたが、その際には来てくださったお客さんには品物でお返しをするようです。別の日に改めて食事をご馳走するということは無いと、経験者のヒマワリチーフが話していました。

というようにだんだんと変わっては来ているのだと思います。そして今のシーズン、レストランなどに行くとよくアジュマたちのグループが食事をしているのを見かけます。その中の一人がニコニコして、最後にはお金をだしますが、これは受験生のお母さんが子供が合格したお祝いに、自分の友人のアジュマたちに食事をおごっているのです。

子供が合格すると、お母さんのお友達がおごってもらえる、なんだか日本だとわけが分からないルールかもしれませんね。ようするにお祝い事のおすそ分けです。子供が受験に合格すると親としては本当にうれしく、これをまた周囲に自慢したくなります。それで自慢話を聞いてあげ、かつお祝いを分かち合うという感覚で集まってご飯を食べるのです。

とにかく韓国では何かあると、必ずみんなで集まって食べるんです。プレゼントを渡すよりも、まずはご飯を一緒に食べてお祝いするというこの感覚、実に韓国らしいものだと思います。

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