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企業向けのメッセージングサービスを開発・提供する「ユーシーウェア」

#韓国技あり企業 l 2020-02-24

© CORNERS

きょうご紹介した企業は、ソウル市城東(ソンドン)区にある中小企業で、防災ソリューションを手がける「コーナーズ」です。「コーナーズ」は2014年に設立されました。

「コーナーズ」は、今年1月にアメリカ・ラスベガスで開催されたIT家電ショー「CES(セス)2020」で、「イノベーションアワード」を受賞しました。受賞した製品は防災ソリューション「インテル・エバック(IntelEvac)」です。

災害が発生した場合、大勢の人がそれぞれ現在の場所から避難場所に一番早く到達できる複数の避難経路を一度の計算で同時に求めるのは、難易度の高い数理問題です。「コーナーズ」は、1年かけて、この問題を解決するためのアルゴリズムを開発し、さらに2年間、テストを行った結果、ついに2016年に、スマートな避難ソリューション「インテル・エバック」を完成させました。

「インテル・エバック」は、IoT=モノのインターネットに基づくソリューションです。建物のいたるところに設置されたIoT機器が発火地点などのデータを収集し、それをもとに最も安全に外に出られるルートを割り出します。プロジェクターで通路の床に矢印を投影して出口の方向を示し、音声案内で避難を円滑に誘導する仕組みになっています。

「インテル・エバック」は、韓国の官公庁、企業、工場などに導入されています。韓国鉄道施設公団はトンネル内の緊急避難システムに、韓国海洋科学技術院は船舶の避難安全システムに「インテル・エバック」を採用しています。

銃による事故が頻繁に発生するアメリカでもテストが行われているところで、ブラジル、メキシコ、コロンビアなどへの進出も検討中です。

人々の安全を守るため、信頼される会社を目指して、着実な成長を遂げている「コーナーズ」が、世の中にどのような変化をもたらすのか、注目されます。


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