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新型コロナ、初感染から100日

2020-05-02

ニュース

ⓒ Yonhap News

韓国では1月20日に新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されました。

新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されてからちょうど100日目となった4月28日、保健福祉部の中央災害安全対策本部は、新規感染者数の増加はある程度抑えられているが、まだ油断はできないとして、警戒を維持するよう強調しました。

韓国では一時期、1日の新規感染者が900人を超えましたが、最近は10人前後にとどまっています。

5月1日午前0時の時点で、韓国国内の感染者は1万774人で、亡くなった人は247人となっています。

そして隔離治療中の患者は1459人、隔離が解除されて退院した人は9059人です。

感染者が最も多かったのは南東部の大邱市で6800人余り、次いで慶尚北道が1300人余りで、二つの地域の感染者が全体の80%以上を占めています。

ソウルと京畿道はそれぞれ600人余りで、首都圏全体では1400人余りの感染者が発生しました。

韓国では1月20日に初めて感染者が確認されてから1カ月程度は感染者が大きく増えることはありませんでしたが、2月18日に大邱市で31番目の感染者が確認されてから、この感染者が訪問した教会や病院で集団感染が確認されるなど、感染者が急速に増え始めました。

2月下旬から3月中旬にかけて大邱市と慶尚北道を中心に1日の感染者数は数百人に上り、一時期は1日900人を超え、韓国は中国に次いで最も感染者が多い国となりました。

その後は、感染者数の増加は抑えられ、3月下旬には1日の新規感染者数は100人以下に減り、現在は1日10人前後にとどまっています。

韓国では積極的な検査を通じて感染者を早期に発見、濃厚接触者を確認し、徹底した隔離と治療を進めたことで地域社会への感染の広がりを比較的効果的に遮断できたとされています。

また韓国では2月初めに新型コロナウイルスのPCRの検査機関は68カ所でしたが、現在は117カ所に増え、1日に2万3000件の検査が可能になっています。

車に乗ったまま検査を受けられるドライブスルー検査や徒歩で検査を受けるウォーキングスルー検査なども導入され、累積検査件数は60万件を超えています。

感染拡大初期はマスクの品薄状態が続きましたが、政府がマスクを供給し始めたことによって、最近はマスクを買うために薬局の前に並ぶ人々の姿は見られません。

感染拡大がここまで抑えられたのは、医療関係者の役割が大きかったとされています。

医師や看護師など多くの医療関係者が、集団感染が発生した大邱市と慶尚北道に駆け付け、治療に携わりました。

初めて感染者が確認されてから100日の間、全国では3、720人余りの医療関係者が治療や検査に携わりましたが、集団感染が発生した大邱市と慶尚北道で治療に携わった医療関係者が3000人を上回りました。

新型コロナウイルスは世界で感染が拡大していて、各国は韓国から検査キットを導入したり、韓国で実施しているドライブスルー検査なども取り入れています。

中央災害安全対策本部は、新規感染者数がある程度抑えられているのは医療関係者の献身的な活動と国民の協力があってこそ可能だったとしながら、新型コロナウイルスは現在進行形だとして、警戒を維持するよう強調しています。

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