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素材、部品、製造装置の国産化の成果や今後の課題

#今週の経済の焦点 l 2020-07-06

週間経済フォーカス

ⓒ YONHAP News

日本が韓国に対する輸出管理強化措置を取ってから1年が経ちました。この1年間、韓国は、素材、部品、製造装置の部門で国産化を進めてきました。 

去年7月1日に、日本の経済産業省が韓国への輸出について、半導体やスマートフォンの製造に使われるフッ化ポリイミド、フォトレジスト、フッ化水素を包括輸出許可から個別許可に切り替えるとする輸出管理強化措置を発表し、7月4日から措置を実施しました。そして8月には、輸出管理の優遇対象国から韓国を除外しました。 

それから1年。韓国企業の被害は大きくなかったというのが大方の見方です。素材・部品・製造装置の国産化が進んだうえ、輸入先の多様化も行われ、ディスプレイの製造に使われる「フッ化水素」は、日本からの輸入の割合が、1年前に比べて4分の1に減りました。ウエハーに半導体の回路を焼き付ける際に必要な「フォトレジスト」は、日本製への依存度が最も高くなっていましたが、早い段階でベルギーなどからの「迂回輸入」を行ったほか、韓国のグローバル企業も、国内生産に乗り出しました。危機を乗り越えるために進めた素材・部品・製造装置の国産化は、技術自立度を高めるきっかけとなりました。 

素材・部品・製造装置の国産化が進んだうえ、日本製品に対する不買運動が広がった影響で、去年、対日貿易赤字は191億6300万ドルと、2004年以来最も低くなっています。 

しかし、解決すべき課題は、依然として残っています。今後、韓日関係がさらに悪化した場合、日本が輸出管理強化の対象とする品目がさらに増える可能性があります。日本政府による輸出管理強化をめぐり、韓国のWTO=世界貿易機関への提訴で始まった両国の国際舞台での紛争も越えなければならない山です。 

新型コロナウイルスの世界的流行、北韓の核問題、米中対立への対応など、韓国と日本が協力しなければならない課題は山積しています。一日も早く両国が歩み寄り、協力の道を歩むことを期待したいと思います。

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