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第573話 ポストコロナに向けた公演界の取り組み例

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-09-15

玄海灘に立つ虹


新型コロナウイルスの影響により観客の社会的距離の確保が義務付けられている公演界で、損失を最小限に抑えるためのさまざまなアイデアが実践に移されています。


たとえば、9月9日に上演が始まったミュージカル『キャッツ』では、猫に扮した一部の俳優がマスクをつけて登場します。『キャッツ』はその名のとおり、猫たちがメインで、いろいろなキャラクターが登場して楽しませてくれる作品。イギリスのロンドンで1981年に初演されて以来世界30余りの国、300の都市で上演され、8000万人が観ている歴史ある公演ですが、猫たちがマスクを着けて登場するのは、今回の韓国での公演が初めてです。『キャッツ』は猫に扮した俳優たちが客席に降りてくるなど、観客と直接コミュニケーションをとる演出で有名ですが、そうしたシーンでマスクを着けるといいます。客席の通路を通じて登場するシーンは舞台の仕掛けを通じて登場するように演出が変更されたということです。マスクはメーキャップマスクで、舞台に上がったら外します。また、一番前の列の座席は、舞台と客席の距離を維持するために空けてあります。


また、韓国のミュージカル『帰還』は、公演を生中継し、それをあらかじめチケットを購入した人に観てもらうという方法を選択しました。『帰還』は、韓国戦争戦没者の遺体の収容を素材にした、韓国陸軍の創作ミュージカルです。今年は6月から7月にかけて上演予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で公演できず、今回、満を持してのライブ公演となります。ライブ公演は、9月24日から26日までの3日間で合わせて4回。公演の生中継やライブ公演は、コンサートではすでに商用化されていますが、ミュージカルや演劇ではプロモーションビデオの形で配信されていただけで、このように実際に販売されるのはこの作品が初めてです。ライブ公演なので幕間のインターミッションが20分あり、その時間には非公開の動画が流れるそうです。海外からのアクセスに対応するために英語の字幕も入ります。EXOのD.O(ド・ギョンス)とシウミン、FT ISLANDのイ・ホンギ、INFINITEのソンヨルなどが出演。

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