メニューへ 本文へ

第589話 コロナ禍1年、家族との関係は?

#アジュンマの井戸端会議 l 2021-01-12

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

新型コロナウイルスの感染が韓国で初めて確認されたのが去年の1月20日でした。ちょうど1年になろうとしています。きょうは、コロナ禍1年ということで行われたアンケート調査の結果をご紹介します。

アンケート調査専門機関が20代から60代までの男女5111人を対象に、コロナ禍の1年間、家族の間の葛藤(喧嘩)についてのアンケート調査を行ったところ、回答者の30.46%が「葛藤が減った」と答えています。「増えた」は17.02%でした。「減った」が2倍くらい多いことになります。年齢別にみると、若いほど「葛藤が減った」という回答が多く、20代では「減った」が45.50%でした。「増えた」は12.20%ですから、「減った」がその4倍近く多いことになります。


では、葛藤が減った理由についてはどうでしょうか。一番多く理由に挙げられた回答は、「家族との距離を維持していたから」で、この回答は20代から30代で特に多かったです。このアンケート調査の面白いところは、四択など回答を選ぶのではなく、回答者が直接答えを書くようになっている点です。たとえば、親と一緒に住んでいない場合、「顔を合わせると就職とか結婚とかを心配されるのがいやでストレスだったが、コロナを理由に顔を合わせる機会が減ったので、むしろ関係が良好になった」というような回答でした。また、主婦にとってはコロナは夫の実家に行かなくてもよくなる格好の言い訳になってくれている場合も多く、「夫との葛藤の原因がなくなったので、夫婦喧嘩が減った」、中高年の男性の場合は「お金を使う機会が減ったので、小言を言われなくなった」、「夕方の約束がなくなり、夫婦げんかの回数が減った」などという回答が多かったです。加えて、「誰もがつらい状況なので、できるだけた妻や家族のことを理解しようとしている」、「家で食事をすることが多くなり、会話が増えたため、理解の幅が広がった」という答えも少なくなかったということです。実際、去年1月から10月までの韓国の離婚件数は8万8455件で、前の年の同じ時期より4.3%減ったという、統計庁のまとめもあります。ちなみに2018年と2019年は離婚が増える傾向にあったのですが、2020年のコロナ禍で、その流れが覆されたのです。


でも夫婦仲がよくなったという回答ばかりではありませんでした。在宅勤務が増え、家事や育児に参加する度合いによっては夫婦仲がよくなったり悪くなったりしていることが、アンケート調査の結果でわかります。「ステイホームで仕方なく家事をするようになり、夫婦喧嘩が減った」という60代の男性の答えあり、一方で30代の女性は「在宅勤務をしている夫が育児を助けてくれず、口げんかが多くなった」と答えています。世代別では40代と50代で、「家族との葛藤が増えた」という回答が多く、それぞれ1位、2位でした。40代の女性は「家に閉じこもっていること自体ストレスなのに、反抗期盛りの子どもと一緒でストレスが倍になる」と答えており、他には「テレビのリモコンの取り合いになる」、「かたづけてくれない」、「お風呂に入りたがらない」など、まさに日常生活に密接した答えもありました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >