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第639話 2021年下半期、韓国でよく観られたOTTコンテンツは?

#アジュンマの井戸端会議 l 2022-01-18

玄海灘に立つ虹


韓国ではOTT、つまり有料の動画配信サービスではネットフリックスのユーザーが多いのですが、他のサービスも含めて、どんなコンテンツがよく観られたのでしょうか。


韓国リサーチが去年7月から12月までの間に韓国国内のOTTユーザーが観たコンテンツを分析したところ、利用時間(視聴時間)トップだったのは、ネットフリックスオリジナルドラマの『イカゲーム』(5億4761万5732分)でした。次いでtvNのドラマ『賢い医師生活』(4億609万4350分)が2位、3位が同じくtvNの『海街チャチャチャ』(3億1809万3334分)でした。5位がネットフリックスオリジナルドラマの『D.P.』(1億7459万4791分)、6位がKBSの『恋慕』(1億6033万7030分)でした。4位はSBSのバラエティ番組『ランニングマン』でした。『ランニングマン』は、視聴時間最上位になることはありませんでしたが、7月は7位、10月は5位、11月は4位、12月は5位などコンスタントに視聴されていました。


ただ、利用率(視聴率)の統計は、利用時間の順位とは少し違っています。1、2、3位までは同じなのですが、4位がD.P.、5位が恋慕となっており、6位にJTBCの『わかっていても』が、そして8位にやはりJTBCの『クギョンイ』がランクインしています。特にJTBCのドラマの場合、テレビの視聴率とOTT利用率が相反する結果になっている現象が目につきます。去年6月から8月に放送された『わかっていても』は、平均視聴率が1%台。最高視聴率も2.2%に過ぎませんでした。しかしOTT利用率はネットフリックスで7月、8月ともに3位をつけ、下半期全体では6位となっています。『クギョンイ』(邦題『調査官クギョンイ』)も同じです。去年10月から12月にかけて放送され、最高視聴率2.7%、最終回の視聴率は2.3%でした。イ・ヨンエの久々のドラマ主演で大いに注目されたのですが、「イ・ヨンエでもだめだった」と言われた作品です。ただ、ドラマ自体に対する評価はかなり高く、そのせいか、テレビで放送されていた期間の11月と12月には、ネットフリックスで利用率がいずれも3位、下半期全体としては8位となりました。


ちなみに去年下半期、OTT利用率で上位をつけているコンテンツを一番多く持っていたメディアはネットフリックスで、16のコンテンツをトップ10に上げています。次いで多かったのがtvNで14件と、この2社のコンテンツの利用率が高いことが分かりました。そしてこの部門では、KBS第2テレビが5位タイで、3件でした。KBS第2テレビがランクしたのは、『恋慕』によるところが大きいと分析されています。『恋慕』は去年10月~12月放送されていましたが、ネットフリックスで10月に4位、11月4位、12月2位と、テレビで放送されている期間中、高い利用率をキープしており、特に年末に利用率が高かったことがわかります。

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