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大統領就任式 スケッチ

#マル秘社会面 l 2022-05-11

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

就任式と関連したいろいろな報道をまとめてご紹介しましょう。まず、大統領夫人、キム・ゴンヒさんに関してはファッション以外にもこんな報道がありました。

新しいファーストレデイとして公式の席に初めて姿を現したキム・ゴンヒさんですが、常にユン大統領の一歩後ろを歩いていた姿に多くのメディアが注目していました。ちょうどあまり表に出てこない日本の首相夫人たちを連想させるような姿でした。その点、会場から退席する際にムン大統領と腕を組んでいたムン大統領の夫人、キム・ジョンスクさんの姿は対象的だと指摘されていました。

また公式行事の終了後、自宅のある慶尚南道ヤンサン向かうムン大統領が一番先に会場を後にしましたが、その際にユン・ソンニョル新大統領が車まで見送っていました。そしてその際に、夫人のキム・ゴンヒさんはやはり大邱の自宅まで帰るパク・クネ元大統領の傍らでサポートしている姿が見えました。

注目されていたムン・ジェイン大統領とパク・クネ元大統領の対面ですが、席はムン大統領夫妻が一番前に座り、パク元大統領はその斜め後ろに座っていました。結局、最後まで二人が挨拶を交わす姿は見えませんでした。

今回の就任式には5大グループのトップと6大経済団体のトップが出席し、新羅ホテルで開かれた晩さん会にも姿を見せました。韓国の大手企業グループ、サムスン、現代、LG、ロッテ、SK、そして大韓航空、新世界など、財界の首脳の集合は新政府にかける企業の期待の大きさを感じさせます。

サムスングループはとくに9大新聞の一面にユン・ソンニョル大統領の就任を祝う広告をのせ、SK、現代、LG、ロッテなどもそれぞれ新大統領の就任を祝う広告を新聞に掲載しました。その期待に応えるようにユン大統領の就任演説で一番多く登場した単語が「自由」でした。

全国経済人連合会は9日、大企業250社と中小企業250社の500社を対象に行ったアンケート調査で、最優先の規制改革推進課題として回答企業の25.2%が「労働規制」を挙げたと明らかにしています。各種規制を緩和して自由にビジネスが出来るようにして欲しいという企業の願いが伝わってきます。

また今回の就任式、芸能人やスターの姿はありませんでした。普通、式前行事と呼ばれる事前公演には人気歌手や有名声楽家などが出演しましたが、今回は有名人の出演はありませんでした。その代わりに、子供たちのミュージカル公演や、障碍者のハモニカアンサンブルの演奏などが行われました。

一方、ユン大統領は龍山の国防省の建物を新しい大統領執務室として使用しますが、この大統領執務室の名前を広く国民から募集しています。これまでは青い瓦の台、青瓦台が大統領官邸の名前でした。新しい執務室はどんな名前になるか、ユン大統領は外信とのインタビューで「国民から名前を募集する計画だとし、例えばピープル・ハウス」などと説明していました。5月15日まで一般から募集し、最優秀賞1人には賞金600万ウォン、優秀賞1人には300万ウォン、奨励賞3人には100万ウォンの賞金がでます。

またこれまで青瓦台の中には執務室だけでなく、大統領の家族が暮らす官邸もあり、大統領は歩いて執務室に向かいました。しかしユン大統領は執務室と官邸を分けるため、初めて出勤する大統領になるという話も聞かれます。これは日本や英国と同じスタイルだとか。出勤する大統領、当たり前のような、特別なような、とにかく新しいスタイルの大統領が登場したことは間違いないようです。

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