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第672話 ガールズグループの人気を支えるのは女性ファン!

2022-09-13

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

前にもお話ししましたが、最近はガールズグループがかなり強いです。

ネットのストリーミングチャートはトップ10がほとんどガールズグループです。5年ぶりにカムバックした少女時代から、BLACKPINK、TWICE、ITZY、IVE、aespa、そしてNewJeansなどなど、第2世代から4世代までのガールズグループが一斉に大活躍、様々な記録を塗り替えています。


BLACKPINKの「Pink Venom」のMVは、公開された初日に9040万回再生され、ユーチューブの24時間再生回数で、女性アーティストの世界記録を自ら更新しました。また、aespaのセカンドミニアルバム『Girls』は164万枚が売れ、ガールズグループとしては最多のアルバム販売枚数を記録しました。NewJeansはデビューアルバムの『NewJeans』が、リリースされた最初の週に31万枚余りを売り上げ、ガールズグループのデビューアルバムとしては 初動販売(リリース後1週間の売り上げ)枚数の新記録を打ち立てました。 


こうした現象で興味深いのは、ガールズグループを応援しているファンには、女性が多いことです。音源ストリーミングサイトの一つ、ジニーミュージックが、今年6月から8月の末にかけての約3か月間、デイリーチャートの上位を占めたガールズグループのアルバムをストリーミングした人たちの性別の割合を分析したところ、女性が半数以上であることが分かりました。また、アルバムを買った人も、女性が多かったことがわかりました。実際、オンライン書店、アラジンでNewJeansのアルバムを購入した人の年齢別、性別の分布をみますと、10代女性(19%)と20代女性(39%)が占める割合が目に見えて多いものでした。


かつてガールズグループのファンは「サムチョンペン(サムチョン(おじちゃん)+ペン(ファン))」に代表されていました。第2世代に当たる少女時代やWonder Girls、KARAのガールズグループのファン層は、サムチョン(おじさん)、オッパ(お兄ちゃん)と呼ばれていて、歌番組でも男性たちの低い声の応援がとどろいていました。しかし今では、「ハルミ(おばあちゃん)ペン」、「イモ(おばちゃん)ペン」、「オンニ(お姉ちゃん)ペン」と呼ばれています。特にハルミペンは、自分より年下の男性アイドルが好きな女性ファンのことを指す言葉でしたが、最近では、10代のガールズグループのメンバーが好きで、積極的にアルバムを買って応援する30代以上の女性ファンを意味する言葉として使われるようになってきています。


ガールズグループの音楽も、だいぶ変わってきています。2010年代半ばぐらいまでは、セクシーさ、清純さなどを売りにしたダンス曲ばかりだったのが、軽快なファンク・ポップ((G)I-DLE)やレトロなR&B(NewJeans)、低音を強みとするハウスダンス曲(IVE)など多様になっています。


大衆音楽評論家のチョン・ドクヒョンさんは、「最近のアイドルファンは、アイドルのことを疑似恋愛の対象ではなく、好みや憧れの対象としてみる傾向が強くなった」と分析しています。つまり、自分が、すてきだ、かっこいいと思うガールズグループの音楽やパフォーマンスに対しても、お金を使うようになったのです。

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