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進化を続けるスマート時代

2023-09-06

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank
去年の5月に「コロナとキオスク端末」というお話をしました。コロナ禍の影響で街では対面販売を減らしてタッチパネル方式で注文するキオスク端末が急速に増えているという内容でした。しかしコロナ禍が終わった現在でも非対面販売のキオスク端末が依然として増えており、さらに発展したスマートシステムも登場しています。
最初の頃はキオスク端末が置かれていたのは主にファーストフード店でした。それが最近では他の飲食店にも登場しています。例えば、京畿道パジュのある中華料理店。店に入るとお客はキオスク端末でメニューを注文し、会計を済ませます。注文した料理ができあがると、手元の呼び出しベルが鳴りだします。自ら取りに行き、水やキムチなどもセルフサービスです。食べ終われば、片付け口まで自分で運んで行きます。その間、お店の人とは一切顔を合わせません。
外食業界に設置されたキオスクの台数は2019年の5479台が去年は8万7341台に、わずか3年で15倍に増えました。特に2015年に韓国で最初にキオスクを導入したマクドナルドをはじめとするハンバーガー業界のキオスク導入率は70%以上です。キオスク端末1台の設置費用は200万ウォンから1200万ウォン。飲食店にしてみれば単純計算で300万ウォンのキオスク2台がアルバイト1人(時給9860ウォン)の3か月分の給与に相当するということなります。
外食業界に詳しい専門家は「コストダウンという側面もありますが、アルバイトの教育にかかる時間、突然辞めてしまうなどの雇用の不確実さ、対人業務から発生する葛藤などの側面からも、キオスクの効用は大きい」と分析しています。
そのため最近では従業員無しにキオスクを設置し、一人で店を切り盛りしている社長が増えているといいます。統計庁によれば今年7月基準で「授業員のいない自営業者」は1年前よりも4万4000人増えた438万3000人でした。

わずか数年で急増しているキオスク端末。スマート機器は飲食店だけではありません。アパートのエレベーターの中にも登場しました。ホテルにチェックインするとカードキーを渡され、カードキーでタッチしないとエレベーターが動かないというシステムがあります。ホテルでよく目にする光景です。
今回インターネットで紹介されて話題になったのは高級マンションでした。デリバリーの配達員がマンションのエレベーターに乗り、行く先階のボタンを押そうとしますが、動きません。このエレベーターに乗るには、1階のエレベーターの横にある機械でQRコードの発給を受けて自分のスマホにダウンしなくてはなりません。そのQRコードをエレベーターの画面にタッチすることで、エレベーターが動くようになっています。
スマート機器に慣れない高齢者はもうエレベーターに乗ることもできない世の中なのでしょうか。政府の消費者総合支援システムは去年「キオスクの利用中に不便を感じた経験がある」と答えた人が全体の46.6%だったと集計しています。また専門家は「キオスクITの使用になれない高齢者などを暗黙的に差別し、労働市場では低賃金、低熟練労働者の雇用を奪っている側面がある」と指摘しています。キオスクの次はQRコードをダウンする方法を覚えなくてはならなそうです。

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