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経済

東南アジアなどとの経済協力を強化する「新南方政策」の狙いや効果

#今週の経済の焦点 l 2018-11-19

ⓒ YONHAP News

シンガポールで14日に開かれた韓国とアセアン=東南アジア諸国連合との首脳会議で、文在寅大統領は政府がかかげる「新南方政策」について説明し、引き続き、アセアン諸国やインドなどとの関係強化に努めていく考えを強調しました。

「新南方政策」はインドや東南アジア諸国との経済協力を強化させ、これらの国々との交流・協力関係をアメリカ・中国・日本・ロシアの4大国並みに格上げするというものです。

アメリカと中国への貿易依存度が高い韓国は、米中貿易紛争により危機に直面しています。また、元日本軍慰安婦や強制徴用被害者の問題による韓日関係の悪化も韓国経済のリスク要因として浮上しています。

こうしたなか、今後、成長の可能性が高いインドとアセアン地域は、韓国が新たに開拓しなければならない市場となっています。

これらの国々とともに成長することを目指し、去年11月に発表された「新南方政策」は、早くも成果を上げています。ことしに1月から10月までの韓国のアセアン向け輸出額は823億ドルと、これまでで最も多くなっています。特に、インフラ建設分野での拡大が目立っていて、今年10月の時点で、新南方地域からの建設受注額は99億ドルと、これまで最も多かった中東地域を追い抜きました。また、自動車は、インド市場で、年平均6.8%の高い成長を続けています。

今後のさらなる関係強化に向けて、何より重要なのは、一貫性のある政策を推進し、信頼を築いていくことです。中身をより充実したものにし、着実に推進していくことで、「新南方政策」を韓国経済の新たな突破口にしていくことが課題となっています。

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