メニューへ 本文へ
Go Top

経済

水上太陽光発電システムを手がける「スコトラ」

#韓国技あり企業 l 2018-12-17

© SCOTRA

きょうご紹介した企業は、京畿道(キョンギド)平澤(ピョンテク)市にある中小企業で、水上太陽光発電システムを手がける「スコトラ」です。

水上太陽光発電は、湖や湿地、池、運河などの水面をソーラーパネルの設置場所にして、クリーンなエネルギーを得る発電方式です。水上を有効活用するという新しい価値をもたらすことができ、各国で導入が始まっています。

水上太陽光発電のためには、水上に浮かべるフロートと呼ばれる構造物の上にパネルを設置し、フロート全体の周囲からワイヤーを垂らして、アンカーで池の底に固定する必要があり、そのための技術が必要です。「スコトラ」は、この係留技術で、高い技術力を保有しています。

「スコトラ」は、2007年の設立以来、フロートを独自に開発し、水上構造物に関連した技術を蓄積してきました。そして、2012年に、水上太陽光発電システムの実用化に成功し、韓国の南東部、慶尚南道にある陜川(ハプチョン)ダムに設置しました。世界で最初でした。

水上太陽光発電設備をつくるためには、フロートや係留技術以外にも、水質に悪い影響を与えず、なおかつ塩分に耐えられる資材、複数のパネルを一体化した構造物にする技術などが求められます。

「スコトラ」は、独自に開発した加工技術をもとに、錆びつかず、環境にもやさしい材料を開発したほか、強い風や波にも耐えられる設計能力を保有しています。

「スコトラ」は、韓国国内で67%の市場シェアを持っています。そして、2016年の日本進出を手始めに、海外進出を本格化させています。


© SCOTRA

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >