自己啓発本『セイノの教え』
2024-03-21
きょうご紹介した企業は、慶尚南道(キョンサンナムド)昌原(チャンウォン)市にある企業で、二輪車を手がける「デーリムモーター」です。
「デーリムモーター」は、1978年に設立され、韓国で最初の125CCバイクやオフロードバイクなどを相次いで開発し、市場をリードしてきました。特に、200万台以上の販売を記録した「シティシリーズ」の販売好調に支えられ、市場で不動の1位を守り続けてきました。
「デーリムモーター」はこれに甘んじることなく、10年ほど前からモーターとバッテリーで走る電動バイクに注目し、開発に取り組んできました。
長い時、蓄積してきた技術力をもとに、電気モーター、バッテリー、コントローラを最適化した低騒音、無公害の電動バイク「ザッピー」を生み出し、発売から3週間で、300台を売りました。
ガソリンバイクは、ガソリンの燃焼や動力機関の振動による騒音が発生しますが、電動バイクはモーターの回転音だけなので、ずっと静かです。また、化石燃料を使わないため、環境にやさしいです。電動バイクは、1回の充電で走れる距離が重要ですが、「ザッピー」は、3時間20分充電すると、時速40キロだと100キロ走ることができ、最高速度は時速70キロとなっています。50キロを走るための電気料金は260ウォンと、とても安く、ガソリンバイクに比べて年間およそ100万ウォンのコスト削減効果があります。
「デーリムモーター」は、移動通信事業者と提携し、通信機能が搭載された電動バイクの開発に取り組んでいるほか、街中にバッテリーチェンジャーを設置し、充電ではなく交換することですぐに走り出せる環境の整備を目指しています。
2024-03-21
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