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経済

報告書作成ソフトや電子文書ソフトを手がける「フォーシーエス」

#韓国技あり企業 l 2019-02-25

© FORCS

きょうご紹介した企業はソウル市江南(カンナム)区にある中小企業、「フォーシーエス」です。

「フォーシーエス」は、1995年に設立され、ウェブ基板の報告書作成ソフトでビジネスを始めました。 

そして、2000年に「オズレポート」を開発しました。これは、企業での報告書の作成、配布、運用、管理のすべてのプロセスにおいて、作業をサポートする便利なソフトです。

ちょうどその頃、韓国では電子政府システムの構築が進められようとしていて、他社に先駆けて発売された「オズレポート」は、政府から行政ネットワーク用のソフトウェアに選ばれました。大企業からも導入したいという引き合いが相次ぎ、発売以来、韓国で市場シェア1位の座を守り続けています。


© FORCS

韓国で金融機関が電子金融取引サービスの導入を始めた2012年。「フォーシーエス」は、電子文書開発ソフト、「オズ・イーフォム」を発売しました。「オズ・イーフォム」は、紙になっていた各種申し込み書や契約書に代わる電子文書で、インターネットやモバイルで閲覧、作成、電子署名ができます。写真、録音、バーコード認識も可能なため、銀行の窓口で使われている電子申し込みサービスをはじめ電子契約書、病院の電子同意書など、幅広い分野で使われれています。現在、国内市場で50%以上のシェアを占めており、海外では、イギリスのスタンダードチャータード銀行のアジア10か国の各支店で使われているほか、モンゴルやセルビアでは、大手の移動体通信キャリアが導入しているなど、海外からの受注も多くなっています。

「フォーシーエス」は、去年、もう一つの自信作を披露しました。資金力が足りない中小企業でも、簡単にペーパーレス化を推進できるようにするため、別途のシステムを構築しなくても安いコストで利用できるクラウドサービス基盤の電子文書サービスを開発し、去年、まず、海外市場にリリースしました。このサービスで、グローバル市場を狙っていく考えです。

時代の変化を先取りし、ニーズに合った製品を他社に先駆けて開発する「フォーシーエス」。今後のさらなる活躍が期待されます。

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