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経済

食肉加工販売大手の「ハリム」

#韓国技あり企業 l 2019-05-27

© HARIM

きょうご紹介した企業は、全羅北道(チョンラブクド)益山(イクサン)市にある食肉加工販売大手の「ハリム」です。

設立者のキム・ホングク会長は、小学生の頃、祖母からもらったひよこ10羽を育てて市場で売りました。このとき、畜産ビジネスの魅力に惹かれ、1986年に「ハリム食品」を設立しました。1991年には、韓国最大の鶏肉加工工場を建て、1992年には飼料工場を完成させ、韓国最大の畜産企業となりました。

家畜を、より快適にストレスなく飼育するため、「ハリム」は、業界に先駆けてスマートファクトリーを導入しました。2012年には、ニワトリを処理する際に、まずガスを使って失神させたうえで処理するシステムや、水を使わずに冷たい空気だけで肉を冷却する完全空冷システムなどを採用し、さらに進化した動物福祉の実現をはかるとともに、鶏肉本来の味を引き出す加工システムを整備しました。そうして発売した新しいブランド、「グリーナーズ(Greeners)」は、韓国・農林畜産食品部の動物福祉認証、抗生物質不使用の認証を取得しました。

「ハリム」は、家庭料理に変わる、「出来合いの簡便な惣菜」を意味する「ホーム・ミール・リプレイスメント」の市場にも挑戦しています。「ハリム」は、これまで培ってきたノウハウをもとに、ホーム・ミール・リプレイスメント、天然調味料、インスタントご飯など新たなビジネス領域の拡大に力を入れ、さらに、流通経路のイノベーションを起こすことによって、さらなる飛躍をはかろうとしています。

絶えず挑戦する姿勢で、畜産大手に成長した「ハリム」。その活躍に注目が集まっています。


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