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経済

暗号化チップ技術で注目されるIT企業「KCS」

#韓国技あり企業 l 2019-06-24

© KCS

きょうご紹介した企業は、ソウル市麻浦(マポ)区にあるIT企業「KCS」です。  

「KCS」は、このほどイギリス・ロンドンで開かれたセキュリティ関連国際見本市「IFSECインターナショナル」で、暗号化チップ技術を搭載したネットワークカメラを披露し、注目を集めました。

様々な電子機器をハッキングから守ることができる強力なセキュリティ要件を満たす暗号化チップを開発するため、「KCS」はランダムの数字の配列を生成する技術や物理的なコピー防止技術などを採用しました。

暗号化チップを開発した企業は、海外にもありますが、製品に実際に組み込もうとすると、別途コストが請求されます。これに対し、「KCS」は、暗号化チップだけでなく、製品に機能を組み込むためのソリューションまで一緒に提供する新しいビジネスを開拓しました。

「KCS」は44年の歴史を持っています。母体である「韓国コンピューター」は1974年に設立され、そこから2002年に分社化し、暗号化ビジネスに乗り出しました。

「KCS」は、自動化されたスマートファクトリーや車の自動運転などへの暗号化チップの応用にも取り組んでいます。

人、モノ、情報などあらゆるものがネットワークにつながる「ハイパーコネクテッド社会」。人類の生活を大きく変える巨大な流れの中で、「KCS」は、暗号化チップを基盤にした多様な製品により、セキュリティーを守っていきたいとしています。


© KCS

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