メニューへ 本文へ
Go Top

経済

家庭用の水耕栽培器を開発した「エーアイプラス」

#韓国技あり企業 l 2019-10-21

© AIPLUS

きょうご紹介した企業は、ソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区にある中小企業で、家庭用の水耕栽培器を開発した「エーアイプラス」です。

「エーアイプラス」はサムスン電子の社内ベンチャー育成プログラムによって誕生した企業で、去年独立しています。

「エーアイプラス」は、8日から4日間、国内外の750社が参加してソウルで開かれた「韓国電子展」に家庭用の水耕栽培器を出展し、「イノベーションアワード」の「ベストデザイン賞」を受賞しました。

「エーアイプラス」が開発した水耕栽培器は、冷蔵庫のような形をしていて、種と培養液が入ったカプセルを中に入れると、野菜の種類に応じて光、温度、湿度、栄養など、栽培に必要な環境を自動的に設定し、培養液が中を循環しながら栄養分を供給します。日光の代わりとなる専用のLED=発光ダイオードの照明は、時々刻々と変わる太陽光に最も近い光を発し、中の様子や設定をスマートフォンのアプリケーションで確認することができます。ドアを閉じると、冷蔵庫と同じく密閉状態になるため、季節や天候など周辺環境の影響を受けることなく、いつでも新鮮な野菜を育てることができます。

「韓国電子展」を訪れた来場者の反応は予想以上でした。月に4、5回水を与えるだけで、1カ月足らずで野菜を収穫できるこの製品に惹かれ、多くの人が「エーアイプラス」のブースを訪れました。確実な手応えを感じた「エーアイプラス」は、来年、製品を市場に出す計画です。

家電製品に新しい命を吹き込み、大きな成長可能性を秘めた新たな市場を生み出せるかどうか、「エーアイプラス」の今後の活躍が期待されます。


© AIPLUS

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >