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経済

韓国銀行による利下げの背景や経済に与える影響

#今週の経済の焦点 l 2019-10-21

© YONHAP News

韓国銀行は16日の金融通貨委員会で、政策金利を年1.50%から0.25%引き下げ、過去最低に並ぶ1.25%とすることを決めました。利下げは7月以来3か月ぶりで、今年2度目です。

韓国経済は半導体メモリーの好況を追い風に回復基調が続き、韓国銀行は2017年11月、2018年11月と0.25%ずつ利上げし、金利は1.75%まで上昇しました。そして、去年の秋から景気が減速し、今年7月、3年ぶりに利下げに転じています。

韓国銀行が今回利下げを決めた背景には、景気減速の懸念が強まっていることがあります。米中貿易摩擦の影響を受け、輸出主導の韓国経済は低迷しています。韓国銀行は7月、今年のGDP=国内総生産の伸び率見通しを2.2%に下方修正していますが、2.2%の達成も難しいとの見方もあります。また、低物価によるデフレの可能性もささやかれており、韓国銀行に対して積極的な金融緩和策を求める声が高まっている状況です。

韓国経済が減速感を強めつつあることや、物価安が続いていることなどから、韓国銀行がさらなる利下げに踏み切る可能性があるとみられています。韓国銀行が追加の利下げを行えば、韓国は史上初の「政策金利1%の時代」を迎えることになります。

韓国銀行は、どのような判断を下すのか。追加利下げの行方に注目が集まっています。

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