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24日に中国・成都で韓日中首脳会談が開かれます。今回の韓日中首脳会談は、米中の貿易交渉が「第1段階の合意」に達して間もないなか、開かれるもので、韓日中3か国間の経済協力の強化が図られるものと期待されます。

文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、今回の中国訪問で、中国、日本とそれぞれ二国間の首脳会談を行います。このうち、文大統領と習近平国家主席との会談は２３日に行われ、米朝非核化交渉を軌道に乗せるための方策について議論したものとみられます。「限韓令」の解除も主な議題の一つになったとみられています。「限韓令」とは、韓国が2016年にアメリカの迎撃システム「高高度防衛ミサイル」の韓国配備を公表して以降、中国政府がとった様々な報復措置を意味する言葉で、現政権発足後、韓中関係は回復しつつあるものの、中国は今でも韓国に対し、「限韓令」を解除していません。今回の会談をきっかけに両国関係が完全に回復するか注目されています。

24日に中国で開かれる文在寅大統領と安倍首相との会談も高い関心を集めています。1年３か月ぶりに開かれる韓日首脳会談では、両国の対立について議論し、解決策を探るものと期待されます。日本が韓国に対して取った輸出管理強化措置や、GSOMIA＝韓日軍事情報包括保護協定などについて掘り下げた議論を行い、両国の間に横たわる懸案である強制徴用問題についても、解決策を探っていくことが期待されています。

韓日中3か国の経済協力の強化に向けた実質的な議論の場となる韓日中首脳会談。今回の一連の会談で、北東アジアの発展に向けた方向性が示されるのか、注目されます。