© ACE Electronics

きょうご紹介した企業は、 京畿道（キョンギド）龍仁（ヨンイン）市にある中小企業、「エース電子」です。「エース電子」は1997年に設立され、コードレス掃除機を主力製品としています。

「エース電子」が大企業との競争に勝つために製品開発で最も重視したのはデザインでした。専門のデザイン会社と協力し、家の中のどこに置いても、周りのインテリアと調和するデザイン性の高い製品を目指した結果、生まれたのが、サメのようななめらかな曲線美が際立つデザインを採用した「サックス（SSAKS）」です。

「サックス」は、2000年代、韓国のスティック型のコードレス掃除機の市場で80％の市場シェアを占める成果をあげました。海外市場の開拓にも積極的で、日本、アメリカ、イラン、タイ、インドネシアなど多くの国への輸出を達成しています。

「エース電子」に対する国内外での高い評価は、優れた品質に裏付けられ、高い信頼に支えられたものです。「エース電子」は、生産の過程で製品に少しでも欠陥が見つかると、即時に生産を止め、製造中のすべての製品を一つ一つ漏れなく検査します。これによる、コストの上昇は相当なものですが、「品質を失えばすべてを失う」という考え方に基づき、品質管理を徹底させています。

「エース電子」は、製品の開発において、常に、消費者の声に耳を傾けています。消費者が掃除をするとき、どんなことに不便を感じるのか、どんな些細なことでも聞き逃さず、製品づくりに活かします。その結果、強い吸引力、人間工学的な設計による快適な握り心地の実現、掃除の時に発生する騒音や振動の抑制など、それまでのコードレス掃除機が抱えていた課題を一つ一つ解決してきました。

「エース電子」は、使うたびに感心する製品、信頼できる製品を目指し、ものづくりに最善の努力を注いでいます。

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