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経済

外国人観光客2000万人誘致の実現可能性や今後の課題

#今週の経済の焦点 l 2020-01-27

© YONHAP News

韓国政府はことし、韓国を訪れる外国人旅行者数を2000万人に増やすことを目標として打ち出しました。

実現可能性はかなり高いとみられています。中国からの観光客が回復しつつあり、政府の観光市場多様化政策も功を奏し、去年韓国を訪れた外国人観光客は1750万人で、過去最多となっています。旅行収支の赤字幅も大幅に縮小しました。去年1月から11月までの旅行収支の赤字額は95億6000万ドルで、前の年の同じ期間に比べて55億ドルも減っています。これはインバウンドの観光収入が増えたためです。

韓国政府は、外国人観光客の多様なニーズに応える観光インフラを整え、観光客のさらなる増加につなげたい考えです。

韓国が魅力的な旅行先になればなるほど、内需は活性化し、雇用は増えることが期待されます。しかし、今の対策では限界があると指摘する声もあります。韓国は、四季を通して、様々な地域で豊かな見どころとグルメが楽しめますが、外国人の元に届く情報は、ソウルと済州島に偏っています。地域の視点から、コンテンツをつくる考え方に欠けていて、海外の事例にばかり依存しているのも問題です。

韓国を訪れる外国人観光客は1962年には、1万5000人に過ぎませんでした。それが、去年は1750万人と、60年足らずでおよそ1200倍に増えました。これを成し遂げた底力をもとに、旅行に関する情報が得やすく、移動しやすい国、多彩な見どころが揃い、また行きたいと思える国、質の高いサービスで、訪れるたびに満足度が上がる国を目指し、取り組んでいくことが課題といえそうです。

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