メニューへ 本文へ
Go Top

経済

『パラサイト 半地下の家族』のアカデミー賞4冠がもたらす経済的効果

#今週の経済の焦点 l 2020-02-17

© YONHAP News

韓国映画『パラサイト』が世界最高峰の映画賞であるアカデミー賞で、英語以外の映画として初の作品賞を受賞しました。かつ、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞も獲得し、アカデミー賞で四冠を達成しました。

オスカーの歴史を変えた『パラサイト』。その経済的波及効果も大きいとみられます。世界が韓国映画、ひいては韓国文化を見直すきっかけとなり、観光、消費財、さらには国家ブランド価値の上昇につながる効果が期待されます。

『パラサイト』のこれまでの興行収入は1億6500万ドルですが、オスカー獲得のサプライズを受けて、この数字は今後さらに跳ね上がるとみられています。

経済効果は映画産業にとどまりません。映画に登場したソウル麻浦(マポ)区にあるスーパーマーケットや鍾路(チョンノ)の紫霞門(チャハムン)トンネル、銅雀(トンジャク)区のピザ屋など主なロケ地に、多くのファンが押し寄せています。韓国映画、Kムービーのブームは、観光だけでなく、化粧品、食品、衣料品、自動車、家電、通信機器などの輸出拡大につながることが期待されています。

アメリカのブルームバーグは、『パラサイト』のアカデミー賞受賞は、韓国のソフトパワーをさらに高める起爆剤になるとの見通しを示しました。

韓国のソフトパワーは、去年の時点で世界で19位とされています。ソフトパワーをさらに高め、文化を韓国の未来の成長エンジンにしていくために取り組んでいくことが課題と言えそうです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >