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経済

ミニ扇風機に取り付けるタイプの空気清浄機を開発した「ディスコバレー」

#韓国技あり企業 l 2020-03-02

© Discovalley

きょうご紹介した企業は、京畿道(キョンギド)安山(アンサン)市にある中小企業、「ディスコバレー」です。

「ディスコバレー」は、2019年3月に設立されました。

「ディスコバレー」のキム・ジョンベク代表は、以前は広告の仕事をしていましたが、子どもが生まれてから周りの環境が気になり、空気清浄機に注目するようになりました。

大気汚染がひどくなり、空気清浄機の需要は増えています。安くて実用的な空気清浄機を開発したい。そう考えた「ディスコバレー」は、4インチの携帯扇風機との組み合わせを思いつきました。今や夏の必需品となった携帯扇風機は、高性能のポータブル空気清浄機に取り付けられたファンに劣らないくらいのモーター性能を持っています。これに着目し、携帯扇風機に取り付けて使う携帯用空気清浄機「ファインプラグ(FINEPLuG)」を開発しました。

幾度となく設計を見直し、工夫を重ねた結果、携帯扇風機に覆いかぶせるように取り付けるだけで、超小型の空気清浄機に変身する製品の開発に成功しました。直径10センチ、高さ7センチとコンパクトで、重さは185グラムと軽く、持ち運びやすさを実現した製品に仕上げた「ディスコバレー」は、様々なテストを行い、

空気清浄機としての性能を検証しました。30リットルの大きさの密閉空間でテストした結果、1分で、微小粒子状物質の濃度を1立方メートル当たり999マイクログラムから9マイクログラムまで下げることを確認しました。また、到達距離のテストを行い、ろ過されたきれいな空気が2メートル先まで届くことを確認しました。

「ディスコバレー」は、製品発売に先立って資金を調達するためのクラウドファンディング・プラットフォームで

「ファインプラグ」を発表しました。反響は大きく、製品を発表してからわずか1日で調達目標額の100%を達成し、それからおよそ1週間後には、1150%を達成しました。

インドネシア、ベトナム、中国、日本など海外からも引き合いが押し寄せていて、生産量や価格について調整しているところです。

斬新なアイデアで、全く新しい製品を誕生させた「ディスコバレー」の挑戦を応援したいと思います。


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