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経済

サブスクリプション・エコノミーの意味や現状、課題

#今週の経済の焦点 l 2020-03-09

© Netflix

コロナウイルスへの感染者が急増し、外出を控える人が増えているなか、サブスクリプション・エコノミーが注目を集めています。モノや場所、スキルなどを共有するシェアリングエコノミーはやや活気を失っているのに対し、サブスクリプション・エコノミーは注目されています。

サブスクリプション(subscription)とは定額制、購入予約、会費などの意味で、サブスクリプション・エコノミー(subscription economy)とは、製品やサービスを買い取る方式ではなく、製品やサービスを利用する権利を利用者が期間限定で借りて、借りた期間に応じた料金を支払う方式をとったサービスが中心となる経済モデルを意味します。

身近な例として、毎月定額を支払えば映画やドラマなどが見放題である動画配信サービス「ネットフリックス」などがあります。洗濯とアイロンがけを済ませたシャツを、毎週指定した曜日に配送してくれる「ウィークリーシャツ」、寝具の取り換えサイクルとベッドのサイズを入力すると、定期的に洗濯後の寝具を届けてくれる「寝具定期ランドリーサービス」も登場しました。

物理的に製品を所有することよりも、必要なものを必要な時に「利用」することを望む消費者の増加を背景に、サブスクリプション・エコノミーは着実に成長を遂げています。面倒なこと、複雑なこと、時間がかかることを敬遠する今の時代の消費者に、サブスクリプション・サービス企業は、様々な利便性を提供しています。

サブスクリプション・エコノミーには、もちろん課題もあります。必要な製品やサービスを購入するのではなく、しばらく借りる形であるため、買うのに比べると、一見割安にみえます。そのため、過剰消費を助長するという指摘があります。

強みをさらに生かす一方で、課題を一つずつ解決していくことで、サブスクリプション・エコノミーを韓国経済の新しい成長エンジンにしていくための努力が求められています。

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