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経済

バイオベンチャー企業「ブイエスファームテク」

#韓国技あり企業 l 2020-08-17

週間経済フォーカス

ⓒ VS Pharm Tech

きょうご紹介した企業は、大邱(テグ)市北(プク)区にあるバイオベンチャー「ブイエスファームテク」です。「ブイエスファームテク」は、2018年に設立され、韓国原子力医学院から医薬品の技術移転を受け、がんの治療法の一つである放射線療法の効果を向上させる放射線増感剤を開発しています。

臨床で十分な効果が認められず失敗した薬や、市販されている既存薬を転用して新たな疾患の治療薬として開発する「ドラッグ・リポジショニング」は、安全性が確認され、副作用情報も整っている既存薬を用いるため、新規開発薬に比べて効率よく薬を開発することができます。「ブイエスファームテク」では、この手法を用いて、放射線増感剤を開発しています。

がんの治療法には手術療法、薬物療法、放射線療法の3種類があります。このうち、放射線療法と薬物療法は、いずれもがん細胞の細胞分裂を止め、死滅させます。しかし、これらの治療法は、がん細胞だけでなく、正常な細胞にも作用してしまい、副作用を発生させます。その副作用を減らすのが「ブイエスファームテク」の技術力です。

「ブイエスファームテク」が開発した薬を飲んでから放射線治療を受けると、より多くのがん細胞が死滅します。放射線療法は、放射線をがん細胞に照射し、がんを消滅させたり小さくする治療法ですが、1回で終わるわけではなく、多い場合だと数十回も受けなければなりません。治療効果を高めることで回数を減らすことができれば、患者の負担もその分軽くなります。

「ブイエスファームテク」の可能性と技術力は、国内の関係機関や投資会社から認められています。「2019年大韓民国発明特許大展」で特許庁長賞を受賞したほか、中小ベンチャー企業部によってバイオヘルス分野の革新成長支援対象企業に選ばれました。また、韓国の主な投資会社から投資を誘致しています。

「ブイエスファームテク」は、韓国を代表する抗がん剤専門企業になることを目指しています。がんを患う人たちの苦しみをやわらげ、生活の質を高めることに貢献したい。そう願う「ブイエスファームテク」の今後のさらなる成長を期待したいと思います。


ⓒ VS Pharm Tech

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