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経済

ジュエリーの仮想試着サービスを開発した「ディープピクセル」

#韓国技あり企業 l 2020-08-31

ⓒ Deepixel

きょうご紹介した企業は、ソウル市江南(カンナム)区にある中小企業、「ディープピクセル」です。

「ディープピクセル」は、2016年に設立された会社で、機械に画像の内容を理解させることを目的とするコンピュータービジョンと、AI=人工知能による自律的な学習に基づき、人間の顔や手を認識・分析する技術を開発しています。

現在は、AI=人工知能を利用したジュエリーの仮想試着サービスを開発し、提供しています。ジュエリーの仮想試着は、服などの仮想試着に比べて特に難しい技術分野とされています。耳や指など身体の細かい部分を高精度で認識することが求められるからです。「ディープピクセル」は、人体やモノの輪郭を高精度で認識する技術をすでに持っています。その技術をさらに進化させ、髪で隠れた耳の位置まで正確に認識するのに成功し、リアルな仮想試着を実現しました。そしてことし5月、AI基盤のジュエリー仮想試着サービスである「スタイルAR」をリリースしました。


ⓒ Deepixel

「スタイルAR」は、カメラに顔を映すだけで、仮想でいろいろな製品を試着し、自分の顔型や肌の色に似あう製品を選べるサービスです。ユーザーの顔を分析し、それをもとに似合いそうなジュエリーを推薦する機能を持っています。モバイル環境でもスムーズに動作するため、スマートフォンを利用してリアルタイムで利用することができます。

「ディープピクセル」は、優秀な技術力をもとに韓国最大のポータルサイトと技術保証基金から投資を取り付け、業界の注目を浴びました。

「ディープピクセル」は、ジュエリーに加え、ネイルアートや時計などへと、仮想試着のサービス対象分野を広げていく計画です。新型コロナウイルスの流行を機に、消費環境と消費行動が、対面から非対面へと急速にシフトしているなかで、さらなる活躍が期待されています。

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