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経済

主要各国の国家債務の現状やそこに潜むリスク

#今週の経済の焦点 l 2020-08-31

週間経済フォーカス

ⓒ YONHAP News

IMF=国際通貨基金は、各国の債務状況を調べた結果、経済の発達した先進国らがコロナウイルスの感染防止対策に支出を拡大した結果、国家債務が第2次世界大戦以来の記録的レベルに達しており、この縮小は容易には達成できないとの見方を示しています。

先進主要国より状況が深刻なのは新興国です。世界のGDPに対する新興国の債務比率は62.8%と、史上最高を更新しています。新興国の債務増加は、通貨価値の下落や外国為替市場の混乱を引き起こし、グローバルな金融危機に発展するおそれがあります。

韓国もこの問題から自由ではありません。企画財政部が予想したことしの韓国の国家債務比率はGDPの43.5%です。ほかの主要国に比べると良好といえますが、問題は、増加のスピードが他に類を見ないほど速いことです。また、アメリカや日本は、国際取引を媒介する支配的通貨=基軸通貨を発行する基軸通貨国で、政府の国債増発を中央銀行の資金で支える「ヘリコプターマネー」政策をとることができますが、韓国は、それができないため、為替リスクが常に存在します。

主要国の国家債務について、各国の中央銀行が長期金利を下げ、成長率を高めるために膨大な量の国債を買い入れているため、それほど大きなリスクではないという見方もあります。しかし、新型コロナウイルスの流行が長期化した場合、新興国の財政悪化がグローバル金融危機を触発する恐れがあります。

適正レベルを超えた国家債務は、経済の足を引っ張るリスク要因であるだけに、過度な増加については警戒する必要があるといえそうです。

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