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経済

指輪型のウェアラブルマウスを製造・販売する「アールオーシーケー」

#韓国技あり企業 l 2020-09-28

ⓒ R.O.C.K

きょうご紹介した企業は、ソウル市衿川(クムチョン)区にある中小企業、「アールオーシーケー」です。「アールオーシーケー」は2018年に設立され、指に装着してどこでも使えるリング型のワイヤレスマウスを開発しています。

従来のマウスは、長時間使うと指や手首に負担がかかります。また、現在最も広く使わている光学式マウスは、ガラス面ではうまく操作できません。「アールオーシーケー」で開発したリングマウスは、こうした課題を解決しています。指輪のように指にはめるウェアラブルデバイスで、接触面の圧力と振動を検知する触覚センサーと回転角度の変化を検知するジャイロセンサーを採用し、従来のマウスが持つクリック、ダブルクリック、スクロールなどの機能を実現しています。空中でも操作が可能で、満員バスや電車の中でつり革につかまった状態でも、スマホを簡単かつ正確に操作することができます。寒い冬、ポケットに手を入れたまま操作することもできます。


ⓒ R.O.C.K

指の太さは人によって違うため、使用者の指にぴったり合うマウスを提供することは容易ではありません。「アールオーシーケー」の製品は、特定の温度で変形する形状記憶ポリマーを採用することで、様々な指のサイズに対応しています。

従来のマウスに慣れている消費者に、リングマウスは受け入れられるのか。この課題を乗り越えるため、「アールオーシーケー」は、パソコンやノートパソコンとの抱き合わせで販売するマーケティング戦略を採用する考えで、今年の年末からの販売開始に向けて、大手企業との提携を進めているところです。

「アールオーシーケー」は数年前、韓米首脳会談と韓中首脳会談の際に大統領に同行する経済使節団のメンバーに選ばれるなど、革新的なベンチャー企業として注目されています。

すべての人々の指に自社のリングマウスがはめられている姿。それが、キム・ジェヒョン代表が描く夢だといいます。夢に向かって挑戦し続ける「アールオーシーケー」の製品が、人々の生活の中にどう浸透していくのか、楽しみに見守りたいと思います。

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