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経済

予知保全サービスを提供する「ヒューチャーメイン」

#韓国技あり企業 l 2021-03-08

ⓒ Futuremain

きょうご紹介した企業は、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市にある中小企業、「ヒューチャーメイン」です。「ヒューチャーメイン」は2014年に設立され、AI=人工知能やIoT=モノのインターネットを活用して工場などの設備や機器の故障を事前に察知し、あらかじめ防止対策をとる予知保全サービスを提供しています。

「フューチャーメイン」のイ・ソンフィ代表は、設備診断の分野で35年間携わってきたベテランです。その35年間蓄積してきたデータと知識にもとづいて診断の信頼性を高めているのが「フューチャーメイン」の予知保全ソリューション「ExRBM」です。

「ExRBM」は、各機器・設備の劣化パターンを把握し、それをもとに異常のパターンがあらわれたときにどの部位にどんな故障が発生する可能性があるかを判断し、対応できるようになっています。ビッグデータをもとに人工知能による機械学習を採用していることが最大の特徴です。機械・設備に対する継続的な監視と計測により、リアルタイムでデータを取得し、それをもとに故障を予知しています。他社のソリューションは、機器・設備の異常の有無だけをまず検出し、原因の特定や解決策の提示には時間がかかるのに対し、「ExRBM」は、故障の可能性を早期発見し、修理時期や必要な処置を提示してくれます。


ⓒ Futuremain

こうした高い専門性と技術力をもとに、「フューチャーメイン」は2018年産業通商資源部長官賞を受賞し、政府から優秀特許経営賞も受賞しました。現在、韓国の電機大手「LG電子」やポータル大手「ネイバー」、アメリカの日用品大手「キンバリー・クラーク」など、国内外の大手企業と提携するなど、活発なビジネスを行っています。

ビッグデータやAI技術を採用した「フューチャーメイン」の次世代の予知保全システムは、安全な作業現場の実現により、生産性向上にも貢献しています。

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