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経済

AI=人工知能技術の学習データを収集・加工する「テストワークス」

#韓国技あり企業 l 2021-08-30

週間経済フォーカス

ⓒ Testworks

きょうご紹介した企業は、ソウル市松坡(ソンパ)区にあるIT企業で、AI=人工知能技術の学習データを収集・加工する会社、「テストワークス」です。

「テストワークス」は2015年に設立され、AIデータの収集から加工、品質検査までをワンストップで行っています。「テストワークス」は、性別、年齢、障害、国籍に関係なく、可能性を秘めた人たちに公平に働く機会を提供し、ともに成長し、社会的価値を広げていくことを目指しています。

「テストワークス」のユン・ソグォン代表は、偶然、北韓を逃れて韓国に来た脱北者の若者と知り合い、なかなか良い仕事を見つけられず困っているのをみて、彼を雇いました。そのときに、可能性を秘めた人に少しだけ手を差し伸べると、その人の人生が良い方向に大きく変わるということに気づいたといいます。また、自閉症を抱える人たちも積極的に雇用しています。自閉症を抱える人たちは、物事を体系的にとらえる思考をしていて、こういった特徴はAIデータの収集という仕事に向いています。「テストワークス」の従業員数は150人程度ですが、このうち一般に就職が厳しいとされる障碍者や脱北者の割り合いは30%に上っています。

「テストワークス」が開発・提供する代表的なソリューションは、AIの学習データを収集・加工するプラットフォーム「AIワークス(aiworks)」と、自動化加工管理ソリューション「ブラックオリーブ(blackolive)」です。「テストワークス」は、顧客の業務内容やAI導入の目的をヒアリングしたうえで、最適なAIシステムの選定、学習データの作成支援を行います。「テストワークス」のサポートを受けた企業は、高性能のAIを確保することができ、市場からの支持は高いものとなっています。

「テストワークス」は、品質をとても重視していて、競合他社に比べて質の高いデータを提供しているのが特長です。これまで行った代表的なプロジェクトとしては、障害者の移動を支援するための歩行映像データの構築、目の不自由な人のための手話映像データの構築、慢性的な交通渋滞を解消するための道路上の監視カメラ映像の収集・加工などをあげることができます。

「テストワークス」は、これまで、大統領表彰など様々な賞を受賞しています。

「障害者雇用」から生み出される多様性を、競争力強化に生かしている「テストワークス」。この会社がもたらす暖かい未来を楽しみにしたいと思います。

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