全員日本人の5人組ガールズグループ「UNICODE」
2024-04-17
イプサクはいつもドアの向こうの庭を見つめながら
おんどりと一緒に畑に行ったり、庭を自由に歩き回る
自分の姿を想像したりしました。
「一つだけ望みがあったわ。
卵を抱いて、ひよこの誕生を見ること。
それが叶った。
辛いことが多かったけれど、幸せな時間もあった。
今は空を飛びたいだけ。
私もチョロンモリのように、遠くまで飛んでいってみたい。」
“한 가지 소망이 있었지.
알을 품어서 병아리의 탄생을 보는 것.
그걸 이루었어.
고달프게 살았지만 참 행복하기도 했어.
이제는 날아가고 싶어.
나도 초록머리처럼 훨훨, 아주 멀리까지 가 보고 싶어.”
#インタビュー:児童文学評論家 キム・ユジンさん
自分を守り、繁殖行動をするのは動物の本能といえます。イプサクとイタチはどちらも自分の子が殺されるのを恐れました。こうした行動を母性本能とも言えますが、自分の存在の意味を見つけるための行動と捉えることもできます。チョロクモリといっしょに空を飛んでみたいと願うイプサクは痩せこけた自分の体をお腹を空かせたイタチの子に与えることで、本当の自由を見つけ、自分の人生を完成させたのだと言えます。
「さあ、私を食べなさい。
そして赤ちゃんたちの腹を満たしなさい。」
イプサクは目をつぶった。
「私を捕まえたのね。とうとう...... 」
目を開けると、まばゆいほど青い空が見えた。
身も心も軽かった。
大きく美しい羽根で風を切りながら、イプサクは下を見下ろした。
貯水池と吹雪に包まれた野原、そしてイタチが見えた。
痩せこけて、ぐったりとなっためんどりをくわえたイタチが
よたよたと歩いていた。
“자, 나를 잡아먹어라.
그래서 네 아기들 배를 채워라.”
잎싹은 눈을 감았다.
“나를 물었구나. 드디어......”
눈을 뜨자 눈부시게 파란 하늘이 보였다.
정신도 말끔하고 모든 게 아주 가붓했다.
크고 아름다운 날개로 바람을 가르며 잎싹은 아래를 내려다보았다.
저수지와 눈보라 속의 들판, 그리고 족제비가 보였다.
비쩍 말라서 축 늘어진 암탉을 물고 사냥꾼 족제비가
힘겹게 걸어가고 있었다.
作家:黄善美(ファン・ソンミ)(1963年~、忠清南道洪城郡生まれ)
1995年 中編童話「心に植えた花」を通じてデビュー
2000年 長編童話「庭を出ためんどり」初版発行後、29か国語に翻訳、出刊
2011年 小学校5年生の教科書に収録
2024-04-17
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