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文化

安壽吉(アン・スギル)の短編小説「第3人間型」

2018-10-16


#インタビュー:ソウル大学国語国文学科 パン・ミノ教授

韓国戦争当時、韓国の人たち、特に若者たちは、これからどのように生きていけば良いのか悩まざるを得ませんでした。作家、安壽吉(アン・スギル)は短編小説「第3人間型」を通じてこうした問題について鋭く描き出しています。



戦争という極限の状況を目の当たりにし、それぞれの方法で対処していく3人の人物を通じて、作家、安壽吉(アン・スギル)は「人はどう生きていくべきか」という問題について問いかけています。


      

「先生は生きるのが楽しいと思いますか。」

「それはミイらしくない質問だね。

分かった。戦争による不幸でミイの人生観も変わったということか。

人生を悲観しているという意味だね?

ソウルにいた時のように明るく、元気を出しなさい。」

「いろいろな難関を経て、生命と形をさずかってこの世に生まれてきたのですから、

何の必要もなく送り出したはずがないと思います。

この世で必ずすべきことがあるから送り出したんじゃないでしょうか。」

「使命を帯びて生まれてきたということだね?」

私が自分を顧み、ギクリとしていた時、ミイはこう言ったんだ。


“선생님은 살아가는 것이 즐겁다고 생각하세요?”

“건 미이답지 않은 질문인데.

 오호라 사변통의 불행으로 미이 인생관이 변했군.

 인생을 비관한단 말이지? 서울 때처럼 명랑해지구 기운을 내라구”

“그 어려운 목숨과 형체를 받아 사람이 세상에 나오게 된 것이니

필요없이 내보내진 않았을 거예요.

이 세상에 꼭 할 일이 있기에 내보낸 것이 아닐까요~“

“사명을 지고 나왔다는 말이지?”

문득, 나는 나 자신을 돌이켜보고 움찔했으나, 미이는 말을 이었네.



作家、安寿吉(アン・スギル)は、小説「第3人間型」を通じて戦争によって変わっていく3人の姿を描き出しています。小説家を目指していたソクは、生計を立てるために仕方なく教師になり、決して信念を曲げないだろうと考えられた作家、照雲(ジョウン)は誰よりも世俗的な人間になります。

そして、楽天的に生きていた少女、ミイは同じ戦争を経て、精神的に成長し、自分の道を歩いていくのです。



「照雲(ジョウン)の言葉どおり、照雲(ジョウン)は戦争の圧力で自分の使命をあきらめ、

戦争を通じてミイは勇敢に時代の要求に応えられる人に変わった。では、私は?」

つぶっていた目を開けながらソクはつぶやいた。

「使命をあきらめ、教師という職業にも忠実になれず、痩せていく私は?私も戦争が

造り出したもう一つのタイプと言えるのだろうか。」


자리에 드러누워 그는 생각하였다.

‘조운의 말대로 조운은 사변의 압력으로 그의 사명을 포기했고,

 사변을 통하여 미이는 용감하게 시대적 요구에 응할 수 있는 사람으로 변하였다.

 그러면 나는?‘ 

눈을 감았다 뜨며 석은 중얼거렸다.

“사명을 포기치도 그것에 충실치도 못하고 말라가는 나는?

 나도 사변이 빚어낸 한 타입이라고 할까?“




作家:安壽吉(アン・スギル)(1911.11.3.~1977.4.18. 咸鏡南道 咸興生まれ)

1935年 短編小説「赤十字病院長」と掌編小説「赤いマフラー」が

文芸誌「朝鮮文壇」に当選

1953年 総合誌「自由世界」を通じて短編小説「第3人間型」を発表 

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