全員日本人の5人組ガールズグループ「UNICODE」
2024-04-17
「自首するはずがないよ。
そんな息子が親の言うことを聞くものかね。いっそのこと南に下りてくる時に...」
母さんは最後まで言うことが出来ず涙を拭った。
しかし、私は次の言葉を知っている。
私も同じことを考えていたから。
いっそのこと南に下りてくる時に捕まってしまうか、
撃たれて死んでしまえば....と。
スパイになった兄さんとの再会がもたらす事態が恐ろしく、
また、18坪の小さな家の無事を気遣うあまり、
母さんと私は魔女より残忍な心をもつ人になっていた。
“말이 자수지.
그 놈이 이 에미 말을 들을까? 차라리 넘어오다....”
어머니는 말끝을 흐리고 눈물을 닦았다.
그러나 나는 다음 말을 알고 있다.
나도 방금 그런 생각을 하고 있었으니까.
넘어오다 차라리 잡히거나 총에 맞아 죽었으면 하고....
간첩이 된 오빠와의 만남이 몰고 올 사건이 두려운 나머지
18평 작은 집의 평화로움이 너무 소중한 나머지
어머니와 나는 마녀보다도 더 잔인해졌다.
ヨニの母親は北韓に向かった兄と
そのせいで不利益を被っている夫の間に立たされ、苦しんでいるのです。
口の中には抜いてしまえる入歯もない。
抜いてしまえる入歯がないのでその苦痛は絶望的だ。
私はようやく悟った。
これまでどれだけ巧妙に自らを二重、三重に騙していたかを。
この痛みは入歯から始まったものではないのだ。
ようやく私は自分の苦痛を正直に受け入れた。
しかし、私は決してこの苦痛に正直に呻いたりしないだろう。
精巧で軽い入歯は、今、手の平にあるが、
まだ私はこの世で一番重いもう一つの入歯の重圧感に潰され、
身動きできないでいる。
이미 입속엔 빼버릴 틀니도 없는데.
빼버릴 틀니가 없기에 그 고통은 절망적이다.
나는 비로소 깨닫는다.
여태껏 얼마나 교묘하게 스스로를 이중, 삼중으로 속이고 있었나를.
내 아픔은 결코 틀니에서 비롯된 아픔이 아니었던 것이다.
비로소 나는 내 아픔을 정직하게 받아들였다.
그러나 나는 결코 내 아픔을 정직하게 신음하지는 않을 것이다.
정교하고 가벼운 틀니는 지금 손바닥에 있건만
아직도 나는 이 세상에서 제일 무거운 또하나의 틀니의 중압감 밑에
옴짝달싹 못하고 놓여있다.
作家:朴婉緒(パク・ワンソ)(1931.10.20.~ 2011.1.22.、京畿道生まれ)
デビュー:1970年 小説「裸木」
受賞:2006年 第16回湖巌賞芸術賞
2011年 金冠文化勲章 など
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