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文化

「いばら」ほか

#国楽の世界へ l 2021-02-10

国楽の世界へ

「いばら」ほか

昔の人々も歌がとても好きだったようです。遊ぶ時はもちろん、仕事をするときも歌を歌いました。色んな種類の歌があります。最近はどうしても、伝統音楽よりは大衆音楽を好む傾向があります。そのためか、若い国楽のミュージシャンは、大衆音楽を国楽の楽器で演奏する試みをしています。今日は、そんな音楽をご紹介いたします。まず、最初は、ハ・ドキュさんの、「いばら」という曲です。自分の中には色んな自分がいて、あなたが休む場所がない、とはじまります。自分の中には乗り越えられない悲しみがあり、まるでいばらのようだという歌詞です。放蕩な生活をしていたハ・ドキュさんが、姉に誘われて教会で祈っていたところ、ふと自分の姿を見返り作った曲だそうです。それでは、「いばら、カシナム」という曲を、キム・ジュリさんのヘグムと、チン・ソンスさんのピリ、みなさんの演奏でお楽しみください。


今度は、イ・ヨンフンさんが作詞と作曲をした、イ・ムンセさんの歌、「彼女の笑い声だけ」という曲です。イ・ヨンフンさんは、もともと演劇や舞踊の音楽を作りましたが、1985年にイ・ムンセさんとの出会いをきっかけに大衆音楽を作り始めました。イ・ムンセさんの代表曲の多くは、イ・ヨンフンさんが作ったものです。詩のように美しい歌詞とリズムの歌は、当時若者の間で大変親しまれました。彼が40代後半に若くして亡くなってからは、彼の歌で構成されるミュージカルが作られました。イ・ヨンフンさんのホームページには、私達の人生は雲のように流れるものなので、いつも愛し、いつもお互いに愛しましょう、という内容が掲載されています。生前、音楽そのものが愛だと言っていたことを考えると、いつも歌い、いつも愛しましょう、という表現に変えても良さそうな気がします。それでは、リュ・ジヨンさんのカヤグムの演奏で、「彼女の笑い声だけ、그녀의 웃음소리뿐」という曲をお楽しみください。


今度は、ヤン・ヒウンさんが直接歌詞を付けて歌った、「愛、その寂しさについて」という曲です。また誰かと出会い、愛することができるだろうか、人を愛することはとても寂しいことだとの内容です。誰でも一度くらいはこのように考えたことがあるかもしれません。愛する対称が人であれ、人間以外の何かであれ、このような感情を感じたことがあるでしょう。彼女は30代後半のある日、一晩でこの曲の歌詞を作ったそうです。彼女の声とギターの演奏が合わさって、心に響く曲です。テレビドラマを通じて広く知られました。今日の最後は、ピアノとアジェンの演奏で、「愛、その寂しさについて、사랑 그 쓸쓸함에 대하여」という曲をお楽しみください。

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