全員日本人の5人組ガールズグループ「UNICODE」
2024-04-17
結婚祝いのお金を見ていたヨンシクは、
そのお金の束が30年間の自分の社会生活を証明しているようで、
うれしく、誇らしい気分だった。
しかし、そんなうれしさが長く続かないことも知っていた。
生まれて初めて手にしたまとまったお金が使われる先は一つ、
借金の返済なのだ。
영식은 다발로 묶어놓은 현금 뭉치를 한참 바라보았다.
그 뭉치가 지난 30년을 보낸
직장생활의 결과라는 생각으로 잠깐 뿌듯했다.
그러나 그 기분이 잠깐으로 끝나리라는 생각으로
영식은 씁쓸해졌다.
평생 처음 생긴 목돈이 쓰일 곳은 그 곳,
한 군데뿐인 것이다.
ヨンシクとミヨン夫婦は30年間、
ヨンソンの借金を返済しながら生きてきたのです。
息子の結婚祝い金は
この夫婦のとって30年ぶりに手にしたまとまったお金でした。
もちろんこのお金も借金の返済に使われるのは知っていますが、
ミヨンはお金の束を抱いてみたり、
臭いを嗅いでみたりしながら数日を過ごしました。
「お祝いのお金、全部借金の返済に当てたわよ。」
「え?何でそんなに急に?」
「最初から借金を返すって言ったでしょ?
私だって、胸をえぐられるような気分だったのよ。
一銭も残さず銀行に渡さなきゃならないなんて。」
「一部は貯金に回すって言ってたじゃないか。それを全部...もったいない。」
「どうせあなたが返さなければならないお金だから。忘れましょ。」
「さあ、あの人に会って借金を全部返したことを知らせてやりましょう。」
「ああ、そうしよう。今度ばかりは私もはっきり言うつもりつもりだ。」
ミヨンは自分たちに借金を負わせた義理の姉、ヨンソンに
すまなかった、ありがとうという一言を聞きたいと思った。
“축의금 다 가지고 가서 빚 갚고 왔어”
“뭐! 왜 말도 없이 갑자기”
“빚 갚을 거라고 말했잖아.
축의금 가져다가 그렇게 그 빚 다 갚자니
나도 생살을 베이는 것처럼 아팠어.
그걸 그렇게 통째로 넘겨 버리다니”
“예금에도 나누어 넣겠다더니 왜 그랬어. 그걸 다 아깝게...”
“어차피 당신이 갚아야 할 빚이잖아.
마음 아프지만 우리 그냥 잊어버립시다”
“곧 그 사람 만나서 빚 다 갚았다는 거 알립시다”
“그래. 나도 이번엔 그렇게 할 생각이야”
미연은 빚을 만든 장본인에게
미안하다, 고맙다는 말 한마디라도 듣고 싶었습니다.
作家:イ・チェウォン(1958.~ 、忠清南道洪城郡生まれ)
デビュー:2010年 文芸誌「現代文学」に長編小説「私の美しいマラソン」発表
受賞 :2011年 第1回ハヌリ文学賞文学賞青少年部門大賞
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