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論点

文在寅大統領、中央アジア3カ国歴訪

2019-04-27

ニュース

ⓒKBS News

文在寅大統領はこのほど、中央アジアのトルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタンの3カ国を歴訪しました。

文在寅大統領は各国首脳との会談で、二国間の交流と協力を拡大していくことで合意したほか、韓半島の非核化に向けた韓国政府の立場を説明し、協力を求めました。

最初の訪問国であるトルクメニスタンではベルドイムハメドフ大統領と首脳会談を行ったほか、韓国企業が中心になって建設した中央アジア最大規模のLNGプラントを視察しました。

また、ウズベキスタンではミルジヨエフ大統領と首脳会談を行い、韓国の大統領として初めてウズベキスタン議会で演説しました。

文在寅大統領とミルジヨエフ大統領は会談で、両国関係を「特別戦略的パートナー関係」に格上げすることで合意しました。

カザフスタンではトカエフ大統領と首脳会談を行い、韓国政府が進めている韓半島平和プロセス政策に関する協力について意見交換したほか、インフラ、エネルギー、情報技術、医療など、多様な分野で協力を拡大していくことで合意しました。

文在寅大統領はカザフスタンで独立運動家の桂奉禹(ケ・ボンウ)、黄運正(ファン・ウンジョン)の遺骨の返還式にも出席しました。

今回の中央アジア3カ国歴訪では経済外交にも重点が置かれました。

文在寅大統領は東南アジアの国々との戦略的な協力を拡大するための「新南方政策」を進める一方、ユーラシアの国々との経済協力拡大を目指す「新北方政策」を進めています。

「新南方政策」と「新北方政策」は文在寅政権の経済政策である「革新成長政策」を進めるための二つの柱となっています。

今回訪問した中央アジア3カ国はいずれも資源国として持続的な経済成長を遂げていて、「新北方政策」を進めていくうえで重要な拠点です。

文在寅大統領は中央アジア3カ国歴訪に先立って、東南アジア諸国など「新南方政策」の対象国7カ国を訪問しています。

経済のグローバル化が進む中、韓国経済が持続的な成長を遂げるためには「新南方政策」だけでなく「新北方政策」も重要です。

大統領府青瓦台の関係者は、今回の中央アジア3カ国歴訪では、合わせて24の経済プロジェクトで130億ドル規模の受注に向けて支援を行い、韓国企業が中央アジアに進出する機会を大きく広げたと説明しました。

文在寅大統領は経済協力も拡大だけでなく、韓半島の非核化に向けたプロセスに関する各国の協力を取り付けることにも努めました。

中でもカザフスタンのトカエフ大統領との会談では、カザフスタンの過去の経験に照らして韓半島の非核化について意見を交換したということです。

カザフスタンは旧ソ連崩壊後、自国に配備されていた核兵器をアメリカの支援と協力のもとで廃棄した経験があり、韓半島の非核化を進めていくうえでカザフスタンのそうした経験を生かす方策について関心が寄せられています。

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