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論点

ワクチン接種計画を発表

2021-01-30

ニュース

ⓒYONHAP News

韓国の保健当局は28日、新型コロナウイルスのワクチンの接種計画を発表しました。

接種計画によりますと、この2月から新型コロナウイルス患者の治療にあたる医療関係者を対象に接種が始まります。

接種対象となる医療関係者は5万人程度と推定されています。

どのワクチンを接種するかはまだ決まっていませんが、国際的な枠組みである「COVAXファシリティ」を通じて第1四半期中に供給される予定のファイザーまたはアストラゼネカ製のワクチンになる見通しです。

3月末までの第1四半期には介護施設の入所者と従事者78万人の接種も始まり、重症患者が多い総合病院の医療関係者、検疫官や疫学調査官などの接種も始まります。

4月以降、第2四半期には65歳以上の高齢者や障がい者などが接種の対象となり、7月以降、第3四半期からは19歳以上の全国民を対象に接種が始まります。

保健当局は、医療体制の維持、死亡者の最小化、感染拡大の阻止などを考慮して接種の優先順位を決めたということです。

ワクチンは全国の指定された接種センターや医療機関で無料で接種を受けることができますが、ワクチンの供給スケジュールなどもあって、複数のワクチンが同時に流通するとは限らず、どのワクチンを接種するかを選択することはできません。

韓国では昨年末、1日の新規感染者が1000人を超えた時期もありましたが、その後は減少傾向に転じ、第3波のピークは過ぎたとみられています。

ただ、宗教施設などでのクラスターが散発していて、最近の1日の新規感染者は500人前後で推移しています。

韓国政府は欧米の製薬会社との間で、全人口を上回る5600万人分のワクチンを確保するための契約を結んでいますが、ワクチンの臨床試験に含まれていなかった18歳以下と妊婦は現時点では接種の対象となっています。

18歳以下と妊婦のワクチン接種は、今後の臨床試験の結果などを踏まえて検討するとしています。

保健当局はことし11月までに集団免疫が形成されることを目標としていて、ワクチンの効率的な配送管理システムを構築するための準備を進めています。

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