自己啓発本『セイノの教え』
2024-03-21
きょうのセリフ
イ・ギュホ(이규호): 엄마아빠가 하지 말라캤다 해서 부모님 설득하러 가면,
(中には親に止められたという子がいたんだが、 先生が親を説得しに行くと)
“저희는요, 하지 말라칸 적 없는데요?” 아... 이라는 기라.
(“覚えがない”と言われたよ)
그 때는 쌤이... 진짜 속상하다.
(ソッサンハダ)
(ウソをつかれた時が何よりつらい)
거짓말까지 해가 쌤을 속이는 거는.
(だますのはよくないからな)
혹시 뭐 고민이 있거나 힘든 일 있으면
(もしも悩みやつらいことがあるなら)
솔직하게 쌤한테 얘기해라. 쌤은 괜찮으니까.
(正直に言ってほしい。構わないから)
ヤン・ナヨン(양나영):우, 우린 그런 거 없다. 맞지?
(特にない。そうだよね?)
説明
속상하다--- (속이 상하다の縮約形) 心が痛む、悲しい、傷つく
“속이 상하다(心が傷む)”という表現が元になっている単語で、「心が痛む」という意味のほかに、「悲しい」「傷つく」といったいろいろな意味があります。今回は「心が痛む」という意味で使われていて、字幕のように「つらい」と訳してもいいでしょう。
ほかの意味ではどう使われるのか、いくつか例を挙げてみましょう。
・買ったばかりの服に染みが付いて、속상하다(悲しい)
・友達に裏切られて、속상하다(傷つく)
・1点足りず資格試験に落ちて、속상하다(悔しい)
このように使います。
状況によってさまざまな意味に捉えることができる単語ですが、すべての意味において、悔しさや怒りの感情がベースにあるという点では一致していると思います。そのため「悲しい」という意味では“슬프다”という単語もありますが、“슬프다”を使った場合は単に悲しみだけを伝えているのに対して、“속상하다”を使うと悲しみや悔しさ、怒りが入り混じった感情を伝えているイメージです。こういった感情を、一言で言い表すことができる単語が“속상하다”です。韓国語学習者にはなかなか理解しづらく使うのが難しい単語ではありますが、よく使うので覚えておくと便利です。“속상하다”が使われている場面を見かけたり出くわしたら、どういう文脈で使われているのかチェックしてみてください。そのうち自然と、感覚が身についてくるはずです。
使い方
① 暴行事件のニュースを見てこの一言 → 속상하다(胸が痛む)
② 約束を直前でキャンセルされてこの一言 → 속상하다(悲しい)
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