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© Getty Images Bank

だんだん寒くなってくると日本のように布団を陽に干してふわふわの布団で寝たいのですが、韓国のアパートは防寒のために二重サッシが使われていて布団を干せません。何か良い方法はないでしょうか?


日本だと布団は陽に干したり、あるいは布団乾燥機などという電気製品もありますよね。ところで今はアパート生活でベットを利用する人が多いですが、ベットではなく床に、オンドル部屋で寝たことはありませんか?

オンドル部屋で寝たことのある方は敷布団がせんべい布団のように薄いことに驚いたことはありませんか。そしてかけ布団も日本に比べると薄いものです。どうしてこんなに布団が薄いのかというと、オンドル床の温かさがよく伝わるようにするためです。布団が厚いとその厚さで温かさが伝わらないということです。ですから日本のように敷布団は2枚で、かけ布団も布団に毛布に2枚で、などということはありませんでした。敷布団も掛け布団も1枚きり、それも薄い布団です。

それが最近はベットの生活になり布団も羽毛布団など、韓国でも厚い布団が出てきました。また昔に比べて韓国でも湿気が高くなり、部屋の温かさだけではなかなかふわふわにならなくなってしまいました。

また二重サッシで窓も大きく開けられない状態では布団も干せません。そんなときには我が家では昔ながらの方法でベットの上ではなく、オンドル床にそのまま置いておきます。すると布団が温かくなります。

一方韓国では最近、アパートのベランダで布団を干していて転落死するという事故が増えています。先月25日にも大邱のアパートの7階から30代の主婦がベランダで干していた布団を叩いていてそのまま誤って転落死してしまいました。

そしてこのような事故は女性やお年寄りだけでなく男性にも起きています。大部分の事故は布団を叩いて埃を払おうという動作の時に起きています。専門家は女性や老人は筋肉が弱く、筋力が弱いので体のバランスがとれず、さらにベランダや廊下などに干す場合、椅子などの上にのって布団を叩くのでよけいにバランスを崩しやすいと分析しています。

また高層のアパートの場合は風も強いので特にバランスを崩しやすいので気をつけるようにということです。私はこのニュースを見て韓国も変わったと思いました。昔は布団を干すという習慣自体をあまり見ませんでした。街を歩いていても日本のように晴れの日にベランダにずらりと布団が干してあるなどという風景はあまりみかけませんでした。それが韓国でもベットの生活が増え、布団もだんだんと厚くなり、気候も湿気が増えたせいでしょうか、布団を干す人が増え、転落する人まで出てきたということです。

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