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ライフスタイル

第520話 生活韓服が若い世代に人気!

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-09-12

玄海灘に立つ虹

© YONHAP News

お正月のソルやお盆の秋夕には男女ともに韓服を着る風習がありますが、それもだいぶ廃れています。


実際、韓服をつくるメーカーの数も減っています。統計庁によりますと、2005年に4506ヶ所ありましたが、2014年には3054ヶ所となり、9年間で32.2%減っています。しかしこのように韓服の市場が委縮するなかでも、「生活韓服」と呼ばれる新しい形の韓服が注目され、韓服人気が回復しつつあるという分析も出ています。


生活韓服とは、伝統的な美を活かしながらも着やすく実用性を重視した新しい韓服のことです。動きにくい伝統韓服の不便な点を改良したという点で以前は改良韓服などと呼ばれていましたが、その頃のものとはまた違った、洗練された美しさがあるのが特徴といえます。


生活韓服の売り上げ増加は、インターネットやSNSの普及と密接な関係があります。若い世代が好んで購入しているからです。そのため生活韓服は、まずオンラインで販売しなければならないと言われています。そうしてこそ若い世代にアピールできるからです。伝統的な韓服は体形の細かな違いを反映させてつくらなければきれいに決まりませんが、生活韓服は普通の洋服と同じようなパターンでつくられるため、オンラインでも販売が可能だといいます。生活韓服は、SNSユーザーが増えてきた2013年、1億2000万ウォンを売り上げ、去年の売り上げは15億ウォンにまで増えています。


若い世代に生活韓服が人気なのは、「若い世代にとって韓服がとっつきにくい伝統文化ではなく、個性のあるファッションと認識されるようになったから」だと専門家らは分析しています。韓服振興センターの関係者は「韓服を着て写真を撮ることがSNSでトレンドのようになり、普段から着る機会が増えてきたことで、韓服を着ることが楽しいと思われるようになった」と話します。さらに、「特にBTSなどグローバルなスターが公の場で生活韓服を着るようになり、韓服を着ることが観光文化のようになっていることも、韓服への関心を高めている」と分析しました。

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