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ライフスタイル

第527話 韓国映画、この秋は女優が大活躍!

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-10-31

玄海灘に立つ虹

© YONHAP News

韓国映画で女優が大活躍しています。

チョン・ユミがリードし、イ・ヨンエがそのバトンを引き継ぐ形となっています。


チョン・ユミは映画『82年生まれ キム・ジヨン』で観客から熱い支持を受けています。2016年に出版された同名の原作小説の映画化で、小説が出版されたときもそうでしたが、制作の段階から反フェミニズムを標榜するネットユーザーから猛烈に非難されていました。


『82年生まれ キム・ジヨン』は1982年に生まれたキム・ジヨンという女性が主人公で、男系を優遇する家族関係の不公正さや、勤務先で同期の男性と昇進に差をつけられる姿、結婚後の育児やしゅうとめとの見解の違い、職場復帰に悩む様子が描写されています。ごく平凡な女性の生きづらさが綴られているこの小説がベストセラーとなり、2018年にはいわゆる性被害を告発する#Me Too運動が広がっています。そうしたことで反フェミニズムの動きが目立つようになり、この小説がその標的の一つとなったという背景があります。映画化に反対する声も相次ぎ、ヒロインのチョン・ユミまで非難を浴びたという経緯もあります。映画は10月23日に公開されましたが、10月29日現在126万人を超える観客を動員しています。


この映画の成功の意義の一つには、女優の活動の場、そして女性が描かれた作品があまりなかった韓国の映画界で、女性映画の価値を立証する契機になるのではないかと予想されていることです。女性映画というと無条件的な支持を送るフェミニズム団体らの動きがこれまでむしろ映画の評価を低下させてきた例もありますが、そういうことを超えて、女性映画の名誉を挽回する機会になるのではないかと期待されているのです。また女性を前面に出した映画は成功しないという先入観を払しょくする機会でもあります。


韓国映画での女性の活躍は11月も続きます。キム・ヒエ、ナ・ムニ、イ・ヨンエがそれぞれ単独で主役を張る映画が11月中旬以降、ほぼ同じ時期に公開されます。特にイ・ヨンエの活躍は期待を集めています。『親切なクムジャさん』(2005)以来14年ぶりのスクリーン復帰だからです。復帰作は『私を見つけて』は6年前に行方不明になった息子を見かけたという連絡を受けたヒロインが、子供を探すために見知らぬ土地に向かうところから始まるスリラーです。イ・ヨンエさんは「これまで見せてきたイ・ヨンエのイメージではなく新しい姿をお見せできるでしょう」と話しています。

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