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ライフスタイル

リアリティショーで自殺者

#マル秘社会面 l 2014-03-12

玄海灘に立つ虹

リアリティショーで自殺者
先週、SBS放送のバラエティ番組「チャク(パートナーの意味)」で出演していた女性が番組収録中に自殺するという事件が起きました。
この番組は複数の男女が、恋人をみつけるために1週間の共同生活を送るリアリティショー形式で毎回12人前後が参加し、合宿をつづけて最後にお目当ての相手に告白するというものです。
収録が行われていた済州島の西帰浦警察によると

女性は、カップル成立場面の撮影予定前の収録を終え、宿泊施設に戻った後に2階のトイレで首を吊ったとみられている。5日午前2時10分ごろ、死亡しているのが発見された。現場には両親に向け「ごめんなさい。とても辛くて生きられない」と書かれたメモが見つかった。

また女性は自殺の直前に電話で母親に「放送されたら韓国では生きていけない」と訴えていたといいます。
ではどんな点が彼女は辛かったのかというと、

女性は自殺前に友人と交わした電話などでのやりとりで「カップルになった人たちを目立たせるため、私は一人でいるシーンをたくさん撮られた」「トイレの前までカメラを持って付いてこられてつらい」「私、すごく変に映っていそう」とつらい思いを告白していた。

私もこの番組を見たことがありますが、お弁当をたべるシーンが毎回あります。これは、女性出演者がそれぞれ待っていると、男性出演者が自分のお目当ての女性のところに行き、一緒にお弁当を食べるのです。その場合、一人の女性に多くの男性が集中したり、あるいは一人も男性が来ずに、一人でお弁当を食べることになる女性も出てきます。このシーンは見ているたびに、気の毒に思われるものでした。

2011年に始まり、去年の3月に放送100回を突破したこの番組の平均視聴率は11.3%
すでに800人以上が出演したことになります。ここで知り合い結婚までゴールインしたカップルも5組以上います。
この番組の担当者は去年の3月、番組が放送100回を突破した時のインタビューで

最初はぎこちなくしていた出演者が合宿生活の中でだんだんと彼らだけの世界に熱中する。その過程で人生のストーリーが生まれる。制作陣は最大限、介入せずに見守る役割だ。恋人をみつける過程で愛について考え、人間を理解するようになる

と番組の制作意図を語っていました。しかし今回の事件がきっかけで結局この番組は廃止となりました。
何が問題だったのか、一方では番組を通じて結婚までゴールインしたカップルがいたり、テレビに出演することを楽しんでいる人がいる反面、今回の女性のように大きなストレスを感じる人もいます。結局、人間一人、一人感じ方は違うのですから、それを扱うメディアの責任の重さを痛感させた事件でした。

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