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ライフスタイル

第480話 レジ袋の有償提供がなくなりました

#アジュンマの井戸端会議 l 2018-11-08

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

韓国のスーパーやデパートなどで、レジ袋は有料(50ウォン)になって久しいですが、ソウルのデパートや一部の大型スーパーなどでは50ウォン出してもレジ袋を買えなくなっています。また、紙袋は無料でもらえたのですが、このサービスもなくなりました。


有料化からさらに一歩踏み出したこうした措置は、「資源の節約と再利用促進に関する法律」の改正に合わせたものです。この法律の改正案は今年12月に施行される予定ですが、ソウルのデパートや大型スーパーではそれに先駆けてこうした措置をとっているのです。


デパートで真っ先にレジ袋をなくしたのは、現代百貨店です。現代百貨店では今年9月から、レジ袋の1枚50ウォンでの販売をなくし、代わりに折りたたみできるエコバックを販売したりあるいは無償で提供するイベントを行いました。新世界百貨店でも今月から、レジ袋の有償提供がなくなりました。紙袋も無料ではもらえません。商品を買った場合も、紙袋は有料となっています。正直、この措置はうやむやになっていましたが、改正された法律施行後はさらに厳しくなるものとみられます。


新世界百貨店の地下にあるスーパーで買い物をしたとき、「レジ袋はなくなり、代わりに紙袋を100ウォンで売っている」と言われ、紙袋を買って、そこに商品をつめてもらいました。使った紙袋は、デパートの指定された場所に持っていけばお金を返してもらえます。紙袋の他にゴミ袋の選択肢もあります。韓国では普通ごみの排出は従量制(捨てただけお金を払う)で、ゴミ袋が有料です。ゴミ袋は大きさによって1枚500ウォン台~700ウォン台で紙袋より高いですが、実際のゴミ袋の値段と同じなので損はありません。


大型スーパーのEマートでは、1枚5000ウォンでエコバックが売っています。これも返却すればお金を返してもらえるのですが、なかなかかわいらしいデザインなこともあって、Eマート周辺の住民の間ではかなり普及していて、持ち歩いている人をけっこう見かけます。


法律改正を受け、ソウルのデパートやスーパーが足早に動いていますが、年末には改正案が施行されるので、まもなく全国で同じような措置が取られるでしょう。ちなみにロッテ百貨店光州(クヮンジュ)店では、本店に先駆けて、先月中旬からスーパーでレジ袋をなくし、代わりに紙袋やゴミの袋を有料で販売しています。


ソウル市はデパートや大型スーパー、それに33平方メートル以上の店舗を対象に、レジ袋を無料で提供しているところがないか、今月5日から点検を行っているところです。ただ、韓国のスーパーでは土のついた野菜類や水気のある魚類、肉類などを薄いポリ袋に入れられるようになっていて、それはチェックの対象には含まれていません。でも、いくらでも使えるようにスーパーのいたるところに置いてあったそのポリ袋、ちょっと探さないと見当たらないくらいになりました。


ソウル市資源循環課によりますと、レジ袋、ポリ袋は全国で年間211億枚使われるということで、国民一人当たり年間420枚使っていることになります。

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