全員日本人の5人組ガールズグループ「UNICODE」
2024-04-17
2018年もいよいよ年末がやってきました。そこで今日は家電業界の今年の傾向を振り返ってみたいと思います。一言で言って「無線が有線に勝った」年でした。どんな製品があったのでしょう。
ショッピングサイト「オクション」で販売された掃除機、扇風機、イヤフォンの最近3年間の有線・無線の販売割合を集計した結果、今年は無線製品の販売量が一斉に有線を超えた、販売量が逆転した年であることが分かりました。
まず掃除機の有線販売割合は2016年には85%でしたが去年は63%、今年は45%と、わずか2年で有線掃除機は販売量が半分以下に落ち込んでしまいました。日本でも人気のダイソン、そしてLG電子でも無線掃除機が販売され人気を呼んでおり、さらに最近では中国製品も登場しています。
また韓国式の掃除文化、つまり水拭きの出来る掃除機も韓国の中小企業から発売され大きな人気を得ました。これも無線です。そしてロボット掃除機、これも良く売れました。
LG電子では今年上半期までは掃除機の生産ラインで有線掃除機を70%は生産していました。それが今は100%無線掃除機になっています。去年6月に発売を開始した無線掃除機「コードゼロ」が8ヶ月で国内市場だけで20万台が売れるヒット商品となり、今ではLGの工場では無線掃除機だけを生産しています。
同じようにこの3年間で扇風機も有線製品が77%から48%に減り、イヤフォンも今年は有線製品は48%となり初めて50%を切りました。このように無線製品が注目を集めている理由は取り扱いが便利な上に、性能も大きく向上したからです。
またイヤフォンはメーカー自体が無線化を誘導しています。アップルはアイフォン7からは、イヤフォンジャック自体を無くしてしまいました。ですからアイフォン7以降のユーザーはいやおう無しに無線イヤフォンを使うようになりました。
有線から無線へ、まさに家電の世界にまで無線文化が入り込んできた2018年でした。そしてその影響で好況を博しているのが、バッテリー業界だそうです。無線になるにはその分、どの製品にもバッテリーが入ることになるからです。来年はさらにどんな無線製品が現れるのか、楽しみです。
2024-04-17
2024-04-17
2024-04-03