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© YONHAP News

クリスマスにワインを飲んだ方も多かったと思いますが、次の訪韓の時にはぜひ韓国製のワインも召し上がってみてください。

韓国製のワイン、意外に思われるかもしれませんがすでに10年くらい前から韓国でもワインが生産されています。全国にはおよそ150個のワイナリーがあると推定されており、主な材料としてはブドウの他に柿、 桑の実、桃、山ブドウ、リンゴなどが使われています。

それでは自宅で漬けていた果物酒と果物ワインにはどんな違いがあるのでしょうか。韓国の代表的な果物酒복분자(木苺)のお酒を例にとって説明すると、木苺の汁にアルコールを混ぜて作るのが복분자酒です。これに対して복분자ワインは、木苺を収穫してすぐに果肉をすりつぶし、酵母を混ぜて発酵させます。この過程で果物に含まれていた糖分が自然にアルコールとなり、これを一定期間熟成させたものが복분자ワインとなります。そのためワインを貯蔵するタンクと熟成させる時間が必要となってきます。

ワインの専門家チェ・ジョンウクソムリエは

「韓国のワイナリーの歴史は10年に過ぎませんが、世界的な酒の品評会でも高い評価を受けています。日本の100年、ヨーロッパの8000年の歴史と比べても発展可能性は高いと言えます」

と言います。チェさんの勤務する京畿道光明洞窟では国産ワインを展示販売していますが、2017年10月基準で34の地域の58のワイナリーで作られた200種類のワインを扱っています。そんな韓国ワインの特徴についてワイン同好会の人々は

「韓国人が日常で食べている果物なのでワインにしても韓国料理と非常によく合う」と言っています。「また度数もあまり高くないうえに、果物の香りも合わさり若者たちに人気」だということです。

最後にお勧めワインをいくつかご紹介しましょう。

青ブドウで作られた「チョンスワイン」は、アジアワイントロピーで2015年から3年連続金賞を受賞しました。新鮮な海産物、特に生牡蠣との相性がピッタリです。

蜂蜜をベースに作られた「ハニビーワイン」は強い蜂蜜の香りと甘くソフトな味が魅力的です。

果物の柿でつくられた「チュシ」は秋の柿で作られたワインという意味だそうです。とくに脂ののったサケやマスの刺身にピッタリだとか。

最後に「コドリ桃のワイン」は8月末の一番糖度の高い時期の桃を収穫して氷点下10度で20日間冷凍熟成させて作ります。辛いピビンクッスに合うということです。いかがでしたか。おもわずワインが飲みたくなりましたか。

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